このところ何本も出ている何十分もの長回し映画や「search」のようにPC画面だけで構成された、映像=音響技術の発達と一般化に対応した映画のひとつ。
ただ、それがなぜ「THE GUILTY ギルティ」(デンマーク語原題 Den skyldigeも同じ有罪という意味)というタイトルになるのだろうと思っていたら、見れば意味がわかるようになっていた。
つまり姿が見えない相手にひたすら耳をすましてその存在の意味を探る、一種の告解の図になっているみたい。
主演のヤコブ・セーダーグレンという役者はまったく馴染みがないけれど、全編ほぼ一人芝居で、じいっと集中して耳をすませている、能動的には何もしていないように見えて緊張感が切れない、警官としての公式の役割とそれをはみ出る部分を正確に表現する演技は優れたもの。
THE GUILTY ギルティ - 公式ホームページ
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