おしなべてヒトラーやナチスをつける邦題多すぎ。軽く考えているのではないかと疑いたくなる。
「屈しなかった」というと何だか勇ましく華々しい感じだが、ノルウェーのような小国がナチスの圧倒的な戦力の前に屈しないでいられるわけがなく、どう負けるか、負けるにしても後に禍根を残さない負け方は何かの苦渋の選択を自らに課す苦悩がドラマの眼目。
民に支えられているという自覚を持った王が民主主義を率先して守ろうとする図というのは不思議に普遍性を持つ一方で、本来分離したはずの王の政治への介入になってしまうというねじれがある。
ドイツ公使がノルウェー生まれのせいもあるがナチスとは一線を画して平和主義的に降伏を呼びかけるあたりもねじれている。
ヨーロッパ各国の王家が分家本家が入り乱れているみたいなのを冒頭の字幕で示されで、少し調べてみないとと思った。
「ヒトラーに屈しなかった国王」 - 公式ホームページ
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ヒトラーに屈しなかった国王(字幕版) | |
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