prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」

2020年09月11日 | 映画
当然ながらというか、大金持ちの生活描くとなると、今では日本国内よりインドネシアとかの方が向いてるわけね。
とはいえ、昔は金持ちの生活を描くのがヘタなのが定番だった日本映画だが、かなり堂に入ったもの。
長澤まさみの笑顔と長身もゴージャス。

ただ出演者はほぼ全員日本人で、世界を股にかけたという感じにはならない。
総体的に「いい話」でまとまるのも日本国内向け。

コンマンものとしては「スティング」風の趣向もあるわけだが、正直真相バレバレなので後から説明してもあまり驚かない。
というか、真相伏せておいて後でそういうことかと驚かせるといった緊密な作りをしないで、後でずらずらっと説明するやり方。

大金持ちの相続人をでっち上げて手切れ金を狙うという計画なのだが、本物の相続人が出てきたらどうするのだろうという疑問がずっとつきまとって困った。
最後の最後にどういうものなのか説明する?のだが、オチで処理するものだろうか。

言い方悪いが、こういうダルい構成にした方が今のお客さん向けという判断の上という気もする。

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