マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

ミュージカル・夢から醒めた夢

2006年07月13日 | 観劇・ライブ
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久しぶりの遠出です。
会社を代休取った娘と京都へ。
まだギブスを巻いたままの足なので今日も車です。
うちから京都まで車で50分。
ウイークデーだから祇園祭の頃でも駐車場へ入れられます。
これはラッキーでした。

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今日は京都劇場で、劇団四季によるミュージカル
「夢から醒めた夢」を観てきました。
愛と冒険のファンタジー・ワールドを演じ
観客を魅了しました。

原作は赤川次郎の角川文庫版「夢から醒めた夢」
不思議なことに憧れるピコは
「夢の配達人」と名乗る男に出逢います。
男の言うまま閉園後の遊園地に入ったピコは
そこで幽霊のマコと出逢います。

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交通事故で命を落としたマコは
一人残された母が心配で霊の世界へ行けずにいました。
母を励まして、きちんとお別れをしてきたいから
一日だけ自分と入れ替わってほしいとピコに頼みます。
ピコはマコの願いを受け入れて、マコの代わりに霊界へ行きます。

そこでピコは人間以上に人間らしい霊たちに出逢います。
そして愛と生きることの素晴らしさを教えられます。

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1日だけの約束で
ピコとマコは再び入れ替わることになっていたのですが
霊界ではとんでもない事件が起きるのです。
ピコの優しい心は霊界の人たちの心を動かします。

初演から19年目で800回を超える上演。
多くの人に愛されているミュージカル「夢から醒めた夢」
1987年6月、東京日生劇場で
小学6年生を対象とした「日生名作劇場」として始まりました。
大人から子供まで、老若男女が楽しめる
劇団四季のオリジナルミュージカルです。

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強く印象に残ったのは霊界にいる子供たちの場面。
戦争で犠牲になった世界中の子供たちが霊界に来て
その国の子供たちの写真が背景に映し出されます。

それに夫を亡くしてマコだけを生き甲斐にして暮らしていた
マコの母親から突然マコを奪った交通事故。
悲しみに打ちひしがれた
マコの母親の気持ちがよくわかるだけに涙をそそります。

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もうひとつ驚くことがあります。
ミュージカルでこんなのは初めてでした。
京都劇場のロビー内外では開演20分前から
出演者たちによるパフォーマンスが行われました。

にわか大道芸人に扮した出演者たちが
開演前のロビーや客席、通路、階段などで
さまざまな芸を披露してくれました。

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2000年、福岡シティ劇場から導入された
ロビーパフォーマンスだとか。
観客との楽しいコミュニケーションは大成功です。
これがお目当てで早くからロビーは観客でごった返しています。

劇場に一歩入った瞬間からファンタジーの世界。
開演前の夢・・・ また夢・・・。
そして開演と同時に再び夢を観させてくれるミュージカル。

ほのぼのと温かいものが伝わってきました。

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