
今日のフォト。
プリザーブドフラワー。













かつて、主人の分、娘の分、息子の分と、3人のお弁当を作ったことがあるけれど
1番長い期間作ったのは、娘のお弁当でした。

中学1年生から、高校、大学、そして社会人。
毎日ではないけれど・・・、もう20数年になる。

変わり映えのしない、マンネリ化したお弁当を 文句も言わずに食べてくれて・・・

社会人になってからは、空のお弁当箱を洗って持って帰ってきてくれました。

これらは、みんな私が毎朝作ってきたお弁当です。
手の込んだこともしてやらなかったことを 少し後悔してみたり。

今年、私のバースデー(4月22日)の前に、娘に宣言したことがあります。
「還暦になったら、お弁当作りを卒業させてもらうね。」

還暦を機に、私はお弁当作りの終結宣言をしたのです。
60歳は、定年退職だものね。 長い間がんばった。

お弁当最後の日、食べたお弁当箱をきれいに洗って持ち帰り
娘は、私に言った。
「長い間、お弁当を作ってくれて、ありがとうございました。」

うちの子供たちは2人とも、ひとり暮らしの経験がない。
親は子供のためなら何でもしてやりたいけれど・・・
ちょっと突き放して様子を見るのも、親の愛情・・・と思ってね。

・・・と、いうことで、私の20数年に渡る、お弁当作りを
還暦を機に、定年退職したのです。
次の日から、娘は、社員食堂で昼食を食べるようになりました。
時には、コンビニでサンドイッチなど買って行ったり。

ところが、GWが終わった辺りから、娘は自分でお弁当を作り始めたのです。
これが、娘が作ったお弁当です。

前夜のハンバーグの残りに、スクランブルエッグ。

前夜の冷しゃぶの残りを 豚肉の生姜焼きにして。
デザートを持っていくという、余裕も出てきたようです。

手羽先、ミートボール、焼売、スクランブルエッグ、かまぼこ。
冷蔵庫の常備食。 デザートのない時は、わかめスープ。

冷凍のピラフをレンジでチン。

お弁当を作るようになったのはいいけれど
お弁当を作ると、朝食を食べて行く時間がない。
そんな時は、おにぎりを持たせたり、バナナを持たせたり

前夜の焼肉の残りに、塩鮭。

前夜の茄子とポテトのミートグラタンの残り。

冷凍ピラフに、卵、ウインナー、コロッケ、サラダ。
「う~ん、がんばっているね~」・・・と、嬉しくもあり。
まさか、こんな展開になるとは、思いもしなかった。
会社には、社員食堂があるのに。

7月から、保冷バックに入れて持って行くようになりました。
親のすることを ちゃんと見ていたんだね。
母から娘へ、受け継がれてゆくもの。

食べることは、生きることの基本。
仕事を持っていても、女は、台所に立たなければいけない。
夫や子供の気持ちを引き寄せるのは、先ず胃袋を満たしてあげること。
料理上手な妻や母を持つ夫や子供は、最高の幸せ者だと思う。