立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、美少女で、憧れる人も多い桐谷さんだが、ひとつ他の人とは違うところがある。とにかく雑食に目がないのだ。ここでいう雑食とは、肉食、草食と並んでよく言われる、肉も植物もどちらもいけるという意味ではない。要するに俗に言うゲテモノ食いのことである。とにかくゲテモノを食べたがる。
この巻で食されるのは、タツノオトシゴ、血の味アイス、100話記念の人気上位雑食、ウミヘビ、パラミツ(肉の味がするというフルーツ)、ビール粕から作る世界一まずいというジャム。それにしてもよくこれだけ食べられるゲテモノを探してくるものだ。
なんと、この作品、フランス人の副担当編集がつくとのこと。まだまだ雑食には慣れていないようだが、これからどう変わっていくかが楽しみである。
元科学部部長(現在は大学でヤバサイエンス続行中)の妹が入学してきて芝蘭高校(桐谷さんの通う高校)はますます面白くなりそう。
ところで巻末の次巻の予告では、桐谷さんラブの小清水くん、なんか雑食同好会の裁判にかけられているが、何をやったんだ?
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