晴れ、28度、83%、シグナル1
香港は、狭いのに交通機関の種類や特異な乗り物が多いと思います。普通に生活していて、これらの交通手段を自由に使えるようになると、香港はぐっと面白くなります。
旅行でも、観光バスに乗ったままよりいろんな経験ができること請け合いです。香港島の頂上、夜景で有名なピークに行くのには、ピークトラムで行くのも楽しいものです。このトラム、市民の足よりもどちらかというと、観光客向けの乗り物です。初めは、山の上に住むイギリス人のための足だったようですが、実際のところ現在は観光客でいっぱいです。
香港島セントラルとアルボルティンのほぼ中間にあるピークトラムの始発駅です。さすがに観光都市香港、土日の夕方、夏休みともなれば昼間から長蛇の列ができます。ピークトラムは、ケーブルカーです。途中急な坂を上ります。座席はすべて頂上を向いていて、座っていても急な勾配では、頭がのけぞってしまいます。
実は我が家からピークに行くのには、ピークトラムを使わずに歩きか車です。あまり乗る機会がないのですが、お客様が見えたときなどご一緒します。始発からピークまでの間に4つほど駅があります。たとえ始発が、長蛇の列で乗れなくても、この途中の駅に立っていれば乗せてもらえます。
なかなかしゃれた駅になりました。ピークへ行きたければ、グリーンの矢印が上向きのボタンを押して待っていればいいのです。押し忘れても大丈夫、運転手さんが乗るか乗らないか尋ねてくれます。料金は、下りたところで払います。途中から乗る人、途中で下りる人を見かけませんが、私は、家人がお客様と始発の駅で並んでいるときに、途中の駅で乗せてもらい、先にピークへ到着しました。満員のときは座れませんが。
二つ目の駅を過ぎたあたりから、40階近い高層マンションの間を上ります。これもまた、香港ならではの光景です。全行程、10分ほどです。