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文化出版局から出ている、月刊誌「ミセス」は、今年で50周年を迎えるそうです。「ミセス」の3月号に50周年記念としてミセスの料理記事から定番になったものを、写真と共に募集していました。20年以上前の、まだ日本にいた頃「ミセス」で見て作った料理があります。それが、”ほうれん草のカレー”です。
カレーにほうれん草なんて、という驚きと、ほうれん草に合わせるのはお豆腐でした。ホルトハウス房子さんの記事です。銀座の「ナイル」にもまだ、ほうれん草のカレーなどなかったのではないでしょうか。クミンシードやら、初めて使うスパイスを明治屋で揃えました。
その後、香港に来ました。香港のインド料理は、本場のそれに近く、ホーレン草のカレーには、チーズが使われていました。パンニールという、インドのチーズです。それから、インドにも3回行きました。ほんとの、インドのほうれん草とチーズのカレー、”サグ パンニール”。パンニルーも、家で作ってみました。今は、香港のインド食材店には、冷凍のパンニールが売られています。私が作る、ほうれん草のカレーも、その冷凍のパンニールを、今は使っています。
そんな事と、カレーの写真を、文化出版局に送りました。それから、すっかりその事は忘れていました。8月の初旬の事です。パグ犬モモと夕方の散歩の途中、携帯が鳴ります。国際電話です。とると、若い女性の声で、「文化出版局です。」とおっしゃいます。私、「?」「あのー、ほうれん草のカレーのー。」「あ~、はい。」と私。
忘れていました。どうも、10月号に、載せていただけるようです。それで、名前、住んでるところ、年齢を書いてもいいですか?という、確認のお電話でした。
翌日、日系の本屋さんに10月号の「ミセス」を頼みに行きました。航空便だと、本の値段の倍かかります。そこで、船便でと、お願いしたのですが、今日発売の「ミセス」10月号私の手元にくるのは、今月の20日過ぎだそうです。
実のところ、文化出版局からのお電話、未だにほんとだったのかしら??と思っています。そこで、厚かましいのですが、このブログを見てくださっている方で、今日、本屋に行かれたら、ちょっと、「ミセス」を見てくださいませんか?我が家の思い出料理、という特集にこのほうれん草のカレーが載っているかどうか、できたら、コメントからでも知らせてくださると、この20日までの間、落ち着いて「ミセス」を待っていられます。ほんとに勝手ですね。