雨、25度、95%
ベトナム料理は?と聞かれても、ホーと生春巻きとフランスパンに挟んだサンドイッチぐらいしか、恥ずかしい事に知識がありませんでした。タイ料理は、ずいぶん家でも作ったりするのになぜだったのでしょう?香港ですから、ベトナム料理のお店もあります。でもそのどれもが、レストランというより、食堂のような感じだからだったのかも知れません。
昼前にホーチミンに着いた私たち、早速ホーを食べる事にしました。目抜き通りのドンコイ通り、ホーの専門店があると信じて行ったのですが、なかなか見つかりません。チェーン店のようなところに、地元の人も入って行きます。私たちも、続いて入りました。こざっぱりとした店の中、皆さんホーを食べてます。周りの人が、同じものを食べてると、なんだか安心します。
頼んだのは、牛のミートボール入りホーと生春巻き。
イヤー、お腹が空いていて、ホーの写真を撮るのを忘れて、食べてしまいました。
注文がすむと、右のようなタイバジルとライムともやしが載ったお皿が運ばれてきます。ホーがくるまで、レストランを一回りみんながどういうもの食べているか偵察に行きました。ふんふん、この葉っぱ類をまず、ホーに入れるといいようです。スープは牛肉のにおいがします。私は美味しいのですが、家人はライムを入れると、臭みが消えると言っていました。うす味、透き通ったスープはなかなかでした。生春巻きもほとんど味がついていないので、たれを漬けながらいただきます。周りの地元の人も、唐芥子のたぐいをあまり使っていません。
さて、夕飯は、家人の選択で、ちょっと外れにある一軒家のレストランに行きました。
芥子菜に巻かれた春巻き。ほとんどそれ自体に味がありません。たれをこのみでつけることが、どうもベトナム流のようです。
これも春巻きなのですが、ベトナム中部のフエ、スタイルだそうです。お店の人、冗談で鮨と言っていましたね。これは春巻きの上に、みそのようなものと、何かに漬け込んだようなエビがのっていました。みそ、エビともにかなりのにおいです。みそとエビの塩味で十分食べれます。帰って来て知った事ですが、フエでは、発酵食品が食べられているとの事、昼間行ったベンタイン市場で、確かにいろいろな魚介類の塩漬けを売っていました。
パパイヤといかのサラダです。タイのソムタイと同じ組み合わせですが、こちらもちっとも辛くありません。
奥が、鶏をニョクマムとレモングラスに漬けて揚げたものです。手前はお芋の揚げたものです。フエの春巻きをのぞいて、どれもが薄味、脂っぽくありません。少しずつベトナム料理が見えてきました。
2日目の昼食も、ホーだったのですが、またしても二人して食べてから、あっ!写真。という始末です。家人は、鶏を頼みました。鶏のスープの方が、食べやすいようです。
2日目の夕食は、繁華街のレストランへ。
生春巻きの美味しさが今ひとつ掴めません。今までの春巻きより、中華っぽいお味です。
バナナの花と鶏のサラダです。見た目は、パパイヤのサラダと変わりないようですが、初めて食べるバナナの花、優しい味でした。これには初めから、たれがかかっていました。甘いたれでした。タイ料理なら涙が出るくらい辛いのですが、ただ甘いたれでした。鶏肉が、とってもおいしい。
アサリのむき身の唐揚げです。これは、早速我が家で試してみるつもりです。アサリの唐揚げなんて初めてです。
フィッシュケーキ、さつま揚げですね。タイのそれよりさっぱりしています。
うなぎのカレー煮込み。ホーチミンでは、うなぎが取れる事を香港に戻って知りました。家人はあまりご満足ではありませんが、私は、結構美味しくいただきました。
このお店に来て思った事は、タイ料理と中華料理の影響があるものの、ホーチミンの料理は薄味、油が少ない事です。そういえば、男の人も女の人も、若い人歳取ったひと、みんな太っていません。
どんな食べ物屋さんの前を通っても、中国のように油っぽいにおいもしません。街が、高温多湿にも関わらず、不潔に感じないのはこの辺が理由でしょうか。