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デンマークのクロスステッチで有名なゲルダ ベングトソンさん、自然の草花の図案がとりわけ素敵です。花を刺しながら、いつも思うことは、草花を温かい目で観察した人にしかできない表現だと感心します。そんなゲルダさん、時にはデンマークの人の生活を刺繍にしたり、アンデルセンを題材にしたりしています。
こちらが、アンデルセンのお話の一こま一こまを図案にしたものです。アンデルセンもデンマークの人ですね。2005年が、アンデルセンの生誕200年でした。この刺繍がデザインされたのはそのずっと前でしょうが、私がこれを刺したのは2005年です。
この年、ペンギンブックから出版されたアンデルセンの本。これを読んでも、図案の中に一つだけは、どのお話のものか解りません。ゲルダさんばかりでなく、アンデルセンを題材にした、デンマークのクロスステッチはたくさんあります。
これは、ノアの方舟を題材にしたものです。家人の要請で、息子をこの船に乗せる事にしました。船乗りさんの一人に息子のイニシャルを入れてあります。横35センチ、縦30センチのかなり大きい刺繍です。
これが我が家で最も大きい刺繍の額です。刺繍自体は、48センチの横に、縦が40センチほどです。この図案、グリーンランドです。デンマークの本土も大小の島で成り立っていますが、グリーンランドも実はデンマーク領です。私も、グリーンランドがデンマーク領だなんて、この刺繍を刺すまで知りませんでした。この一つ一つの図案も、グリーンランドの自然からとったものでしょう。刺す側からしたら、このボーダーの4辺をを刺すのに苦労しました。中の図案より、ボーダーを刺す方に時間がかかったくらいです。
刺しながら、目を大事にしなければ続けられないと思ってきました。でも、今年はめがねを作ってもらったおかげで、昔のスピードが戻って来ています。さてさて、刺しかけのきのこのクッションはいつ出来上がることやら。