曇り、27度、89%
ベトナムといっても、今回行ったのは南のホーチミンだけ、それも中心地だけです。ベトナムがどうのこうの言うには、まだ早すぎます。街の中を歩いて、私が見て感じた事それだけです。
街の中が、不潔に感じません。東南アジアで、高温多湿なのにくぐもったような空気のにおいもありません。これは、何とも言えず私には心地よいものでした。
東南アジア、人が集まるところには、屋台のような食べ物屋が店を連ねます。ホーチミンもその例外ではありませんでした。
この店は、麺、ご飯をテイクアウトでも店先でも食べさせてくれるスタイルです。麺、ご飯を選んだら、好きなおかずを選びます。ご飯の人は、バナナの皮にご飯を載せおかずをつけてくれます。店先では、日本のお風呂の腰掛けのような低い椅子に、低いテーブルでホーを食べていました。路面が、香港のように脂ぎっていたら、あの低さでは到底ご飯なんか食べられません。
ホーと生春巻きはどこに行っても目につきます。ガラスのケースの、生春巻きとエビがきれいな事。この店に限らず、どこの店も、店構えとは違って、食べ物の配列が美しい。これだけ、海外に長くいるのに、家人も私も初めての土地では、屋台を利用しません。この写真を見ながら、二人とも、この店でご飯にしてもよかったねと話しました。
中秋節の前でしたから、 月餅が町中で売られていました。シンガポールやバンコクでは、ドリアンのあんがあるのに、こちらは、普通の蓮のあんでした。
これも、中国の賜物、 豚まんです。大好物なので、こうして売っているのを見ると、単純にここに住んでもいいと思ってしまいます。
どうしても、うまく写真が撮れなかったのが、すごい数のオートバイです。信号が変わると、交差点内に飛び出してくるオートバイの数、びっくりする数です。しかも、大雨の中も、かっぱを着て子供を抱えて、オトーバイで走ります。ここでは、私絶対運転できない!この数のオートバイですから、きっと普通の車の車体にかすり傷があるかな?と見てましたが、みんな運転がうまいのかきずなんて付いてません。
こちらは、バンミーと言われる、フランスパンのサンドイッチの屋台です。挟むのは豚パテやベトナム風野菜のピクルス。サーディンのトマト煮などです。お店を開けたばかりのおじさん、小さなフライパンで注文の卵を焼いていました。
どこに行っても、犬を探します。 あまり見かけませんでした。屋台の近くをうろつく、痩せた犬たちばかり。
猫には一匹も会えませんでした。あれも欲しい、これも欲しいと思って行ったホーチミンでしたが、たいした買い物もしませんでした。これが10年前なら、どっさりと買い込んだでしょうが、ほんとに好きなものだけと思う歳になってきました。
バチャン焼きもその一つです。ハノイの北で焼かれているバッチャン焼き。ホーチミンでもお土産物屋さんの目玉です。
香港で、ずいぶん前に求めたバッチャン焼きのどんぶりとレンゲのセット。安かったと記憶してます。ところが、2.3回使って、お蔵入りしています。アンナン焼の流れを汲む、バッチャン焼きですが、亀裂、染めのにじみなどがなく、今ひとつ私には、面白くありません。
水差しに使ってるこのバッチャン焼きは、ちょっと古い物で、亀裂がうまく入っています。こういうのを探すために、次回は、ベトナムの北へ旅したいですね。
たった3日の旅の事、一週間もブログに書いてしまいました。いつも思う事、一度や二度の旅行だけでは、ほんとのその土地はまだ見えないんだろうな、と。