雨、27度、84%、シグナル8
フランスの陶器ジアンは、ジアンブルーと言って、独特の深いブルーが人々から好まれているようです。陶器ですから、ポッテリとした厚みがあります。
先日のジャルダンイマジネールとは違った趣の、サバンナと言うシリーズです。このシリーズは、今は作られていません。
サバンナを図柄にするところなど、植民地を持っていたお国柄でしょう。
ヒョウ柄や沼地の草や空の青さがうまく描かれています。ジアンの物は、朝食用にカップとお皿だけ、しかも、家族の人数分3枚ずつです。ジアンの陶器が、香港で売られるようになったのは、つい10年ほど前です。香港は、イギリスの統治下でしたから、イギリスの陶磁器は返還前まで、あちらこちらで売られていました。小さなお店のウィンドーで、このジアンを見つけたときは、とてもうれしくて。実はカップは、デミタスカップです。入る量が少ないデミタスカップは、我が家には実用的でないのですが、これしか売られていなかったので求めてしまいました。結局、コーヒーやお茶を飲むためでなく、ソースを入れたり、アイスクリームを入れたりして使っています。
ジアンは、裏のマークから作られた年代が解ります。このマークは、1989年から1998年の間に作られた物です。
時折、パターンが復刻するのですが、このサバンナのシリーズ、また作られることがないようです。大事に使ってあげましょう。