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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

小切手

2014年06月17日 | 香港

曇、29度、81%

 外国映画の一コマ、ハンドバックから取り出した小切手長にサラサラと金額を書き、サインをし小切手を切るそんなシーンを見る度に、小切手というものに憧れたものでした。小切手がお金を払う手段とは知っていても、自分で使った事も見たこともありません。日本では、商売上の取引の時に使われるのだろうと思っていました。

 香港に住みはじめて数年後、銀行の利率が日本より遥かによかった頃の事です。預金をするなら香港の方がいいと銀行に定期口座を開きました。私は定期口座だけでよかったのですが、窓口のおねえさんも後ろに座っているおじさんまでが出て来て、日本でいう総合口座を開くように薦めます。よく聞くと、若干ですが普通の定期口座より利率が良かったように記憶しています。手続きを終えて帰ろうとする私に、どっさりと書類が渡されました。20年ほど前の事ですから、書かれたものが第一の頃です。その中に小切手帳が入っていました。とりあえずの小切手長なので、私の名前は印字されていません。ものの、1週間ほどで、 名前が印字された小切手帳が郵送されてきました。

 小切手ねえ、どこで使うものか、持ってても使わないままかもしれないなどと思います。ところが、ここ香港では、日常一般に支払いに小切手が使われます。電気代、水道代、ガス代、学校の月謝。例えば、会社のガス代を払う時は、会社の事業主が切った小切手を持って、従業員が支払いに行くというパターンです。映画のように小切手帳を出して来て、サインをしてものを買って行くのを見たのは、一度だけです。白人の女性が、ベネチアングラスを買う時にその光景を見ました。身に付いている、身に染まっている動作でした。

 私も、今では月に一、二度は、小切手を切ります。カードの支払いや高額の支払いの時です。さて、いつも思うのですが、私はこの小切手、あまり便利だとは思っていません。日本と同じく、当座預金から引き落とされます。私は、普通口座にお金を入れてありますから、小切手を切れば、即座に、当座預金にお金を振り込みます。振り込むというより移動してもらいます。これを忘れていると、たとえ1ドルでも、当座預金にお金が足りなければ、ペナルティーとしてかなりの金額を払うはめとなります。はい、私も一度このペナルティーを払いました。普通預金にこれだけの金額あるのにと、抗議したものの後の祭り、高いお金を払っての勉強でした。

 物を買うには、クレジットカードやマネーカードが普及しています。ATMも町のあちこちに、地下鉄にも完備されています。ところが、支払いという形の時は、未だに小切手が方法のひとつとして使われている香港です。

 カードがあり小切手があり、いつも私の財布の中は、ほとんど現金が入っていません。

 

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