曇、28度、83%
以前のことですが、私がピアスでなくイヤリングをしていると、「どうしたの?」と知人に聞かれました。「とても怖くて、ピアスの穴をあけることが出来ない。」と答えると、「あなたなら5個も6個も穴をあけているように見えるのに。」とお返事が返ってきました。私はとても恐がりです。耳元でプチンなどと音がして痛い思いをするぐらいなら、イヤリングで充分です。私の教えた子供も数人ピアスをしていました。「先生、怖くないよ。プチんで済むから。」「プチンじゃないでしょう、両方あるから、プチンプチんよ!」と私。ピアスは可愛いデザインの物が一杯あります。イヤリングに比べると、ダイヤの一粒でも控えめにしゃれて見えます。それでも、ピアスの穴をあけないままこの歳になりました。
数日前、私より少し若い友人が、久々にピアスをはじめたと書いています。お子さんが産まれて、ピアスをグーット引っ張って以来辞めていたそうです。これも痛そうですね。そういえば、私は彼女がピアスをしているのを見たことがありません。かれこれ、20年近く、彼女はピアスをしなかったのでしょう。穴は塞がっていたそうです。
穴を開け直して、再びピアスをはじめた彼女。50を過ぎて、小さなことですが、またピアスをする。そんな彼女に、同じ女性として、ワーッと一緒に喜びたくなりました。
素敵な新しいピアスも買ったようです。残念なことに、お母様からもらったダイヤのピアスは、お嬢さんがなくしてしまったそうですが、そのお嬢さんが、スワロフスキーのピアスをプレゼントしてくれたようです。女の子を持たない私は、これまた羨ましいと、頷きます。
そんな彼女は、私と同じくパグ好きです。ダイヤでもスワロフスキーでもありませんが、こんなピアスをたまには如何? と彼女に贈ることにしました。陶器で出来たバグの顔は5ミリほど。かねてから、欲しいと思っていましたが、はい、私の耳には穴がありません。イギリスのもののようです。パグのペンダント、指輪もありますがピアスが一番可愛い。何かの時に、小柄な彼女の耳元でこのパグが見えると、周りの人がきっと微笑むと思います。
小さな箱に入って、あと数時間したら、香港からシドニーへ飛び立つピアスです。
待っててね。