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朝、一走りして家に向かうとき、ある角を曲がると必ず香って来る香りがあります。アールグレーのベルガモットの香りです。まだ、明け切らない空の下、静かに香って来る紅茶の香りは、紅茶を入れている人を思わせます。どんな人が毎朝、どんなポットで紅茶を入れてるのかな?このアールグレーの香りはトワイニングの物だと思います。アールグレーの香りも会社によって随分違います。一番慣れ親しんだトワイニングのアールグレーの香りです。
実は最近、フェアトレイドに興味を持ちました。コーヒーやカカオを生産するその作り手に、その労力に見合った報酬を与えようという動き、フェアトレイドです。 右下のマークが、フェアトレイドの認可マークです。さて、このフェアトレイドを掲げている商品が、ほんとに生産最先端に立つ熱帯諸国の人たちに寄与しているのかどうか、納得いかないものがあります。イギリスの紅茶で一番最初にフェアトレイドを謳ったのは、culipperでした。一度culipperの紅茶を飲んでみなくてはと思うのですが、香港で売られているのはティーバックばかり。紅茶は、ルーズリーフが一番と思い込んでいる私です。ところが、ある日clipperのルーズリーフを見つけました。しかもアールグレーです。同じ棚にあるトワイニングの缶入りのアールグレーよりグラム当たりはやや高めでした。
早速、家に帰りこのアールグレーを入れてみました。とにかく驚きでした。その香り、味のバランスともにすっと頭の先から抜けるような紅茶です。clipperはフェアトレイドでも有名ですが、オーガニックの紅茶をイギリスに入れたのもこの会社が初まりだそうです。 左下のマークがオーガニックの認定マークです。南インドで生産されるこのアールグレーの葉は、トワイニングのアールグレーの大葉と違い、セイロンティーに近い細かな葉です。茶葉も香り付けのベルガモット(レモンほどの柑橘類)ももちろんオーガニックです。お茶の色は透き通った赤。私好みの紅茶です。いつもなら、美味しい紅茶に出会うと、すぐにブログに書くのですが、今回は、フェアトレイドの事を書きたいばかりに、ここふた月近くもこの紅茶の事には触れずに置きました。先日、アールグレーを飲むという友人に、clipper の紅茶を薦めました。その彼女から美味しいと返事がが来たのは昨日の事です。
美味しいと言っていただくと、嬉しくなって、フェアトレイドの事より美味しいアールグレーとしてまずは紹介します。
私が今興味を持っているフェアトレイドは、紅茶、ココア、コーヒーに関してです。要するに自分が実際に毎日使う物ばかりです。このフェアトレイドに付いては、まだ少し時間をかけて調べてみたいと思っています。
フェアトレイドを考えながら、このculipperのアールグレー、ふた箱目に入りました。アールグレー好きの方、このすっと抜けるようなculipperを是非お試しください。