曇、19度、80%
香港に移り住む前に住んでいた家の門の脇に立派な紫陽花がありました。この紫陽花が年々違う色の花を咲かせました。ずいぶん昔のことです、紫陽花も今のように品種がたくさんあったわけではありません。普通の紫陽花でしたが、薄いブルーの花色が年と共に淡いピンクへと変わって行きました。聞くところによれば、土壌のペーハー濃度によって紫陽花の色は変わるそうです。
この家に帰国した春に3本の紫陽花を植えました。ピンク、濃いピンク、ブルーの紫陽花です。3年目に入った今年の紫陽花、背丈も伸びて見頃を迎えています。花が色付き始めた今月初めから、その色の変化に気付きました。 手前は淡いピンクでした。奥はブルーでした。右奥は淡いピンクでした。ところが今年はご覧のようにどの紫陽花も非常に濃い色に染まっています。元がブルーであった紫陽花の花色は見たこともないような赤紫です。おそらく原因は、昨年末の外塀の塗装ではないかと思います。吹き付け塗装でした。葉を落としていた紫陽花の茎にも塗装が飛びました。もちろん地面にも塗装剤が染み込んだのではと思います。
今年の4月の終わりに裏庭に白とブルーの紫陽花を植えました。まだ短躯です。早々と花をつけていましたので、今ではすっかり秋色紫陽花に変わっています。 そろそろ切り上げてドライフラワーにするつもりです。
青い紫陽花が好きです。少し重い花色の紫陽花の周りの土を花が終わったら手を入れてみようと思っています。来年どんな色の花が咲くのやら、庭仕事は一朝一夕には片付きません。ココさんも「変な色!」と叫んでいます。