曇、14度、75%
マンゴスティンという果物があります。日本ではドリアンより知られていない果物のように思います。タイなど南アジアの果物で「果物の女王」と呼ばれることもあります。 小豆色の硬い皮の下は真っ白な果汁たっぷりな実があります。直径3センチから4センチ。爽やかですが十分な甘味を含んだこの白い実は食べ始めるとその手を止められません。皮むくので爪はすぐに赤く染まります。
タイは農業国です。そして随分早くから有機栽培や植物由来の石鹸などを作っていました。ハーブの石鹸は数たくさんあります。中には日本人には匂いが強いと思われるイランイランの石鹸などもありますが、おしなべて肌に優しい物が多いと思います。ウォッシュフォームよりウォッシュバーと呼ばれる石鹸が好きです。しかも一つの石鹸で顔も体も洗います。
タイのお土産でいただいた「マンゴスティンの石鹸」です。 薄紙に包まれて石鹸そのもの色も硬い皮の赤を薄くしたような優しい色です。小さなつぶつぶは硬い皮を粉状にしたもの、スクラブと呼ぶにはザラザラしていません。ほとんどない香りですが、「マンゴスティン」を実際に知る人には微かな匂いが泡立ちとともに鼻をくすぐると思います。
この手の植物由来の石鹸は使用後すっきり、さっぱり、キュキュとした感触にはなりません。皮脂を落とさずに洗い上げます。若い頃と違い皮脂も少なくなりました。寒い冬には体も乾燥します。こんな優しい石鹸が顔も体も守ってくれるように思います。