雨、14度、96%
四月一日は日本人にとっては一月一日とは別の意味で晴れがましい月の始まりだと思います。春の訪ればかりか新年度が始まり、新学期、新入社、新しい生活の始まる日です。一人一人が気持ちの居住まいを正して新しいスタートを切るのは今も昔も変わらないことです。それが日本ばかりか世界中に暗雲が垂れ込めて重苦しい四月一日を迎えました。
ブルーミングの季節を迎え福岡の桜ももうすぐ満開を迎えます。我が家の庭もたくさんの花芽が色付き始めています。色もなく荒れたような庭が息を吹き返しています。じっと耳を澄ませばミツバチの羽音まで聞こえます。例年ならその春の動きだけで家の中まで明るくなりますが、今年は嫌が上でも気持ちを奮い起こさせるためにポップなテーブルクロスをかけてみました。私の手持ちのクロスの中では一番色数の多いものです。 先が見えないということは生活の目安すら立ちません。一日一日を身を守りながら過ごします。
西欧でもこの月の半ばにはイースターを迎えます。 宗教、人種が違っても春を迎えるということは色彩が豊かになるのでしょう。色とりどりの玉子を飾る日ももうすぐです。
カレンダーを見ても予定が立てられない現状です。 モモさんのこんな表情がひと月私を見守ってくれています。抹茶のシフォンケーキを焼く準備をしている時、いつものようにテーブルに乗って待っている姿です。ちょうど4年前。
日々の小さいことに手を抜かず、無事にこの地球全体にのしかかった出来事が通り過ぎるのを待ちましょう。