雨、10度、82%
一昨日の夜中から雨が降っています。気温も上がらず昼間でも2月ごろの温度だそうです。2月の10度と4月の10度では寒く感じるのは2月の方です。なぜだろう?もう春と思う心のせいかしら。それでも一枚多く厚手の物を着て過ごします。
2月の雨の日ならきっと庭に出ることもなく部屋にいたでしょうに、この季節どうしても庭を回りたくなります。暖かくなり始めて動き出した庭、木々も草花も土もムズムズと動いていると感じます。蒔いた種が芽を出していたり、 蕾が膨らみ始めていたり、確かに昨夕の庭とは違っています。そんな庭に傘をさして降りてみました。
雨を受けた葉っぱ、雨滴をつけた花びら、晴れた日には見られない美しさを持っています。 水滴の輝きは一瞬の瞬きのような儚さです。雨音の中、植物の息吹と土の動きを身体で感じます。山の中ではありませんが五感が澄んでくるのがわかります。1日雨の日は花たちも開いて見せることをしません。 葉っぱを流れる雨、花びらを濡らす雨にじっと佇んでいるだけです。
「まだ早いわよ。」 気の早い一輪のバラが開き始めています。モッコウバラの蕾が黄色く色付き始めました。今日も一日雨だそうです。この雨があがるとモッコウバラが一斉に垣根を飾ってくれると思います。
冷たい春の雨、土を潤し私の心まで潤してくれます。