曇、11度、45%
お外に出るのはスーパーに買い物に行く時だけ、そのスーパーには家族総出の買い物客で人がいっぱいです。髪が伸びたなと思っても美容院にもいかず家にいます。元々そんなに外出するタイプではありません。家での一人遊びも出来ます。世界中みんなが耐えてるのだから、自分一人ではないと気持ちを持ち上げて見たり、明るい色のものを身近に置いてみたり工夫します。
食器棚の一角に目が行きました。可愛い食器はあまり持っていませんが、その一角だけは絵柄の入った陶器ばかりが並んでいます。考えると南欧のものばかりです。久しぶりに手にとってみました。
左のヒョンキンなピノキオの絵が入ったものはイタリアの「オリーブオイルのポット」です。コルク栓の上のカーブしたノズルの形が気に入っています。磁器でなく陶器なので持つと温かみを感じます。ピノキオの裏には、 オリーブの絵がついています。最近はこのオリーブの絵が好きで食器棚の中で表を向いています。卓上で使うポットですが滅多に登場しません。花瓶として使うことの方が多いポットです。
真ん中はスペインの「土鈴」です。「ディナーベル」とも言うのかな?この女性の表情が笑っているのか?嘆いているのか?スペインの田舎女って、もしかしたら東洋的な顔付きなのかと思ったりします。鈴の音は陶器ですが澄んでいて、いい音です。 後ろを見ると、ちょうどエプロンの結び目が鈴を結ぶ紐の結び目になっています。
左端の2つはポルトガルの「エッグスタンド」です。主人と私の二人分だけです。エッグスタンドにゆで卵を立てて食べることは滅多にありません。ゆで卵は潰してタルタルソースになることが多いからかしら。
土物と言われる陶器です。しかも全部、南欧のご出身。明るさと温かさをまとっています。そしてこれらの国々の方達もコロナウィルスに耐えて戦っています。
気持ちが明るくなるものとのひとときでした。居間に戻れば、北欧の明るい色のテーブルクロスがかかっています。家にいる時間、たまにはゆっくりと持ち物との対話もいいものです。