晴、16度、96%
「結実」という言葉が好きです。植物が実をつけることが転じて「物事を成すこと」と意味されますが自然界の「結実」も人が成し遂げる「結実」もその結果を讃える言葉です。
初夏ですがすでに庭のあちこちで「結実」が始まっています。「イチジク」は花を咲かせずに実の内に花を付けるそうです。 大きく育った「イチジク」はお尻の部分が割れて赤みが見え出せば外が緑でも食べられると聞きました。今か今かと「イチジク」を見つめます。
モモの記念樹にいただいた「花桃」は北庭に移植したのが功を奏して大きく育ちました。今年は花数は少なかったのに花の後には桃が出来ています。 食べられないと聞きます。色付き始めた「花桃」は梅の実にそっくりです。
葉陰に咲いた「椿」の花を枯れた後取り忘れていました。葉を上げるとその陰にまん丸な実が見えます。 径が5センチほどもある大きな実です。
ひと月前、庭をいい香りにしてくれていた「レモン」は花数も多く、ミツバチもたくさん集めていました。めしべの根元が膨らみ始め、今ではすっかり「レモン」の赤ちゃんの形です。 「レモン」の赤ちゃんの数があまりに多いので摘果するかどうか悩んでいます。大ぶりな「レモン」です。木自体も成長していますが、枝がしなるほど「レモン」が付くのも心配です。
まだ熟しきらぬ我が家の庭の「結実」、写真を並べると全て緑ばかりです。梅雨が来て、暑い夏が来てこれらの実は色付き、私のお腹に収まります。
実の成長を見るのも庭の楽しみの一つです。