晴、16度、84%
台湾のタケノコの保存食に「香脆筍」というものがあります。メンマですが日本のメンマと違います。味付けはさっぱりと唐辛子がやや効いていて保存食ですのでオイル漬けになっています。私は好きなので食べ始めると止まりません。
鷹の爪、花山椒、八角で香り付けをして作ってみました。 実際の作り方は知らないのですが、自分の舌に覚えた味です。保存しないですぐに食べ切るつもりで、オイル漬けにはしないでオイル煮にしました。軽く香辛料と炒めたタケノコにひたひたのオイルを注ぎコトコトと煮ました。オイルを煮含める感じです。味見をするとオイルに包まれたタケノコに「香脆筍」の旨味を感じます。 保存食にするならここにオイルを注ぎます。
お蕎麦を和えて食べようと思っていましたが買い置きがなく、出て来たのはイカスミパスタです。 茹で上げにこの「香脆筍」風を和えるだけの簡単な一品。中華の香りとイタリアパスタのコンビネーションです。いつも思うのですが乾燥のイカスミパスタはイカの海の香りがしません。イカスミはソースで使うのが一番美味しいと思います。 オイルの回ったタケノコのおかげでイカスミパスタにコクが出ています。八角の香りが長く居た香港の街につながります。
「香脆筍」おそらく中華専門の材料屋さんで売っているはずです。ご飯のおかず、お酒の当てにも合います。お試しください。