曇、13度、86%
30年近く朝の挨拶は「チョウサン」「グッドモーニング」のいずれかの生活でした。家の中では主人に「おはよう」ですが一歩外に出ると、広東語か英語での挨拶です。朝、挨拶を交わすのは世界中言葉は違っても同じです。「おはようございます。」一辺倒に戻ってそろそろ4年になります。
朝一番に誰に「おはよう。」と声をかけますか?私は鏡の中の自分に向かって「おはよう、真奈さん」からスタートします。寝起きで頭の中がモヤモヤしている時でも、「おはよう、真奈さん。」とニッと鏡に向かって笑ってみます。声に出す「おはよう」で頭も体も目覚めます。
早朝に走りに出ます。ほぼ同じ道を走りますので、3年間で顔見知りの方たちが出来ました。「おはようございます。寒くなりましたね。」とか「おはようございます。今日は星が綺麗ですね。」とか。同じ方向に向かっている方には追い抜きざまに声をかけます。お顔は見えませんが「おはようございます。」と返ってくるお声で今日もお元気そうだとわかります。すれ違う方は表情も見えます。初めての方でもおそらく私より年配の方だと思うと必ず「おはようございます。」と声を掛けることにしています。
自分が声を出すことで走りながらリズムをとることが出来ます。それ以上に相手の方から返ってくる「おはよう。」の言葉に急に体が軽くなる、高揚感を覚えます。つまり速度が上がるのです。香港時代はこれを名付けて「チョウサンパワー」と呼んでいました。今は「おはようパワー」です。お声をかけても返ってこない人もいます。気にしません。大事なのは自分が「おはようございます。」と声を掛けることです。
昨日は幼稚園に向かう知らない男の子から「おはようございます。」と声をかけられました。幼い子供からの「おはようございます」は殊更に嬉しいものです。手をつないでいるお母さんはムッとしたまま無表情、無言でした。「おはよう。」と男の子に言葉を返し、お母さんに向かって「いいお子さんですね。」と声をかけました。急にお母さん、満面の笑みに変わりました。
「おはようございます。」は一日のスタートの挨拶ですからほかの挨拶より気持ちよく、明るくを心がけます。「おはようございます」「チョウサン」「グッドモーニング」朝の挨拶に励まされながらの毎日です。