曇、8度、76%
表の道に面してラベンダーばかりを植えている一角があります。 全部で5種類、それぞれが花をつける時期が違います。ラベンダーは寒い地方に育つものだと思っていましたが、この福岡でも大きく育てることが出来ました。品種改良で暖地にも向くものが開発されているそうです。
5種類のうち花も葉も香りのいいものもあれば、全く香りのない花を咲かせるものもあります。葉の形、花の色もそれぞれ違います。3年前帰国してご近所の庭にちょうど今の我が家くらいに育ったラベンダーを見たときは、羨ましいやら自分に庭でも育つだろうかと危ぶんだものです。3年経ち高さ60センチほど、見事に大きさは望みを叶えてくれました。それぞれの色の違いが緑のグラーションを作っていて一年中緑が絶えない一角です。
家の軒下、西日の当たる一角ですが手もかけずに育てています。西日の強さは、ときには草花をダメにしてしまいます。ラベンダーは丈夫な植物です。小さな苗を買ってきて植え付けました。今では茎は木質化して根の張りも見事です。塀がない我が家の表道沿いにこの緑のベルトはアクセントを与えてくれています。
帰国した当時、大きな株だったご近所のラベンダーが一昨年急に枯れてしまいました。ラベンダーにも寿命があるのかもしれません。このラベンダーの一角を維持するために、来年は挿し木で苗を作ろうと考えています。
寒さに向かう中、緑の豊かさはありがたいものです。梅雨前にはバッサリと切り込まれて、今の時期の半分ほどになります。「次はどれが咲くかしら?」欲を言えば、5種類全部が一度に咲いて欲しいと思います。「全部が咲くとさぞ見事だろうなあ。」と夢見ます。