晴、7度、74%
主人が家にいると来客の数が増えます。冬に座敷にお客様を通す時にはアラジンのストーブをつけることから始めます。天井が高くなにぶんにも古い日本家屋ですから、2台の空調だけでは十分な暖かさにはなりません。アラジンの石油ストーブの青い炎が出るタイプは匂いが少ないのですが、お客様のみえる2時間前には火を入れます。
帰国当初はあれこれと暖房器具を持っていました。オイルヒーター、石油ストーブ、空調、どれも一長一短です。オイルヒーターはこの家に向かないので処分しました。石油ストーブもほとんど使いません。今では空調の暖房が主な熱源です。
日本を離れる前は石油ストーブに頼り切っていた生活でした。アラジンの反射式ストーブとブルーフレームが我が家の暖房器具でした。香港ではほとんど暖房を入れることはありませんでした。空調に暖房装置はありません。10度を下回る日は年に数日の香港です。
アラジンのストーブに火を入れるのは私の仕事、青い炎が芯を回るのをじっと見つめます。炎といえば赤い色が暖かさを呼びますが、この青い炎、ブルーフレームは見るからに清潔な炎です。 火を入れて1時間、部屋の空気が緩み始めました。そんな時、子供の頃のこの家の冬を思い出します。火鉢で暖をとっていました。そして長い石油ストーブ時代でした。空調のおかげで便利になりました。灯油を買いに行く必要がありません。それでもアラジンのブルーフレームを見ると落ち着きます。
お客様がみえる1時間前、空調2台の暖房を入れました。お見えになる頃には暑すぎず程良い加減の空気が広い部屋を包みました。この冬あと幾度ブルーフレームに火を入れるでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます