曇、9度、78%
お魚屋さんに並ぶイワシの漁獲地が北上しました。地元のイワシでなく千葉県産です。大きなイワシ、見るからに脂が乗ったイワシです。近海で取れた小羽のイワシは骨も丸ごと食べれますが、ここまで成長した大羽のイワシの骨は諦めます。地元の朝獲れならお刺身で食べたいところです。皮を剥ぐと脂が見えるほどに成長したイワシです。
イワシは値段の高い魚に出世しました。いっぱい食べることができません。家に帰りながら素直に焼いて食べようか考えます。庭のハーブをお腹に詰めて焼くとこれまた美味しい。そこで、包み焼きにすることにしました。ハーブをお腹に詰めるのは臭み消しではありません。まだ十分に鮮度があるイワシは臭くありません。そのままグリルにしてもいいのですが包むのは香りを封じ込めるためです。
ホイルでもキッチンペーパーでもパイ地でも包んで焼くと包みを開けた瞬間の香りが楽しめます。お皿に移すとき落としてしまいましたが、 この瞬間、湯気と共にイワシとハーブが香ります。
一人で摂る食事の楽しみは、小さなことにまで目と心が向くことです。一口一口味わってゆっくり食べれることです。香りを楽しみ、口に含んでハーブとイワシの微妙な味わい、使った塩産地によっても味は変わります。ワイワイと大勢で食べる楽しみとは違います。主婦ですから、大勢で食べるときは頻繁に給仕で席を立つこともあり、ゆっくりした気分で食事を摂れるのは一人に限ります。
大羽イワシを堪能しました。でも、お刺身で食べたかったな。
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