チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

パン ヴィエノワ

2011年06月20日 | パン

晴れ、28度、88%

 震災後、日本のものの供給が途絶えがちでしたが、やっと普通に戻りました。パンの小麦粉も手に入ります。でも、フランスパンを作るのに適した強力粉が見つかりません。

  ところがあるスーパーで、イギリス製のフランスパン用の強力粉が売られていました。香港に来た当初、20年以上も前にイギリスの強力粉を試して、あまりの美味しくなさにびっくりしました。以来、イギリスの強力粉は避けていました。でも、このスーパーに行くたびに気になります。家に帰り、ウエッブでWessex MILLを調べると、このフランスパン用の強力粉は、フランフの小麦でしかもフランスのミルで作っているとのこと。信じて買ってみました。確かに、プロテインの含有量が9.8%です。粉は、やや黄色く、普通の強力粉のようにサラサラしていません。

 手始めに、ハードなフランスパンではなく、ちょっと、リッチなタイプのパンを焼くことにしました。ヴィエノワはウイーン風のパンという意味です。フランスに住むオーストリア人が作ったパンのようです。昔は、リーンなパンだったそうですが、今では、卵、バターが入ってリッチなパンに。

 蒸気を注入して焼き上げました。蒸気を入れて、オーブンの蓋をして火を入れるのをちょっと待ちます。この間に、パンがぐっと持ち上がって大きくなります。これを見るのが、面白くてたまりません。

  粉のうまみがあるいい強力粉です。

もちろん  パグ犬モモさん、お気に召したようです。お口にパンの屑がついてますよ。


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この夏のバック エンリー ベグリン

2011年06月19日 | 身の回りのもの

晴れ、28度、90%

 春先になると、冬場使っていたバックが急に重く感じます。重いというのは実際の重量ではなくて、感覚が。 サンダルに履き替えるより早く、バックは衣替え。 小さめのバックが好きな私ですが、流行は大きめ。

 最近、出先では携帯でメールを受けて返事が必要ならば、iPadで送り返します。時には、このMacBookを持って出かけることもあります。それでトートーバックに。もちろん、エンリー ベグリンのものです。キャンバス地に革があしらわれ、持ち手は太い縄の様。MacBookが入ると少し重くなりますが、この持ち手の太さがなかなか都合よくできています。

 底の深いトートーバックは、携帯が鳴っていてもなかなか探し出せません。エンリー ベグリンのバックには、底の深いものには携帯の入れ物がついています。

   バックに内側に、こうしてぶら下げて。

 ちょっと出かけるのに、本だとか、iPadを持って回る行動様式には、大きめで肩の収まりの良いバックが便利です。もちろん持ち手の付け根には、大好きな

  オミノです。

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夕日 香港

2011年06月18日 | 香港

小雨、28度、87%

 我が家から西に歩いて10分ほどで、香港大学があります。この構内から見える夕日は、香港の街、ビクトリア湾の西、香港ディズニーランド、その向こうの中国にゆっくりと沈んで行く、何とも雄大な眺めです。

 朝日を楽しむ時間は、早起きの私にとって日常茶飯事ですが、夕日となるとなかなかお目にかかれません。仕事から帰って、パグ犬モモの散歩、これが東向きにしか行きません。夕飯の準備などで夕方の時間は過ぎてしまいます。

   考えてみたら夕日を楽しむ余裕が、私たち主婦には難しいのかもしれません。何ともったいないことか。だって、朝日も夕日もただです。世界中の人が楽しむことができるのですから。そんな訳で、こうして夕日を見れたのは、今月はじめ、日本から帰ってきた日の夕方でした。香港国際空港(国際なんて書かなくても、国内線なんかありません。)から香港に向かうエアポートエクスプレスの中からです。

 空港を出ると左手に海が広がってきます。マカオに向かうフェリーや大きなタンカーが遠くに見えます。夕日を見ていた時間、3分ほどですが、夕日の持つ穏やかさで長いものに感じさせてくれました。夕日を見るのは、私にとって非日常のことです。

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落書き

2011年06月17日 | 日々のこと

雷雨、27度、97%

 実家に帰ると、タイムスリプトしたような、そんな時間があります。タンスの片隅、本棚の端っこ。横7センチほどのこの小さな箱は、ビューローの引き出しに入っていました。鍵を探しているときに、ひょいと目に入りました。こんなしゃれた紙の箱なんて、香港ではお目にかかれません。蓋を取ると、何のことない豆電球が一つ。箱の内側には、京都のお菓子屋さんの名が書いてありました。きっと、干菓子が入っていた箱に違いありません。蓋を閉め、元に戻すとき何気なく箱の裏が見えました。

   あらら、紛れもなく息子の字です。チョロキュウが、流行っていたのは、息子が小学の2年生頃から4年生頃のことです。チョロキュウの改造箱のようなものを携えて、香港にやってきました。チョロキュウはもう手元にありません。それでも、息子が改造に使っていた、小型のドライバーセットは我が家で健在です。

 しかも、チョロキュウでなく、チュロキュウ。香港の日本人が多く住むタイクーシンのショッピングモールでは、チョロキュウのレースまでありました。この落書き20年は超しています。しかもよく見ると、箱の表の和紙のところにも、落書きがあります。

 チュロキュウと書いた息子も、今日で33歳の誕生日を迎えます。おめでとう。

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鳩さんが フェザードフレンド

2011年06月16日 | 日々のこと

小雨、26度、94%

 この一週間、気になって仕方がないことがあります。我が家を毎朝、いえ、日のあるうちはよく尋ねてきてくれる鳩さんがぴったり来なくなったのです。鳩さんがきてくれるようになったのは、今年の初めのころでした。最初は、いつもの小鳥より数倍大きな鳩にびっくり、たくさん仲間を連れてこないかと、心配したりした私です。首の周りの模様も、なんだか気味が悪くて。

  不思議なことに、小鳥たちともうまくやって行っていました。小鳥は5羽やってきます。そのどの小鳥とも、けんかをしたことがありません。威嚇したりしないのです。そして、いつも一人でやってきました。

 えさはもちろん、小鳥の数倍食べます。足りないと、窓辺でじっとこちらを伺っています。決して、あの鳩のくぐもったような鳴き声をしませんでした。

       

夕方仕事から帰ってくると、鳩さんは、その日一日食べ散らかした、パンやお芋の後片付けに精を出していました。私が食べ残しの後始末をしなくていいほどにきれいに片付けてくれました。くまなく残り物を探すあまり、バジルの新芽を3本踏みつけてしまいました。

     バジルの葉っぱに小さな穴があります。これは鳩さんの爪が残した穴です。

 小鳥も、巣をかける時期です。家人は、きっと、つがいになって戻ってくるよ。と、言います。パグ犬モモと散歩のとき、似たような鳩を見ると思わず声をかけます。待ってるから、またおいでね。と。

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9 lives' 猫医院 香港

2011年06月15日 | 

雨、29度、81%

 

 我が家から、世界一長いエスカレーターを使わずに、西よりの坂をセントラルに向かっております。途中に、猫専門の医院があります。その名も、nine lives'.猫は、9つの命を持っているという、西洋のことわざからきたものです。確かではないのですが、猫は9つの命を持って、女は9つの人生を持つ。と、いうのが全文のように記憶しています。どうも、洋の東西を問わず女性と猫は執念深く思われているようです。

  前を通るたび、用もないのに入って、看護婦さんに頼んで猫を触らせてもらいます。この階段に寝ている猫は、私が入るとずっとそばにいて、うまく写真が撮れません。そこで、外からパチリ。

  もう一匹、この猫さんはいつもおっとりと休んでいます。お二人とも患者さんではありません。猫専門の医院というのも珍しく、道行く人が立ち止まってみて行きます。

  我が家の近くにある動物病院のように、いつも患者がいてにぎわっている訳ではありません。どちらかというと、いつもガラガラです。猫を飼っている友人に聞いたところによれば、猫の透析をしてくれる、香港では数少ない病院だそうです。犬も、猫も、今や人間と同じ病気を持つようになりました。場所柄、家賃が大変だろうと心配です。

 この二匹の猫さん、貫禄十分ですが、実はまだ子猫のときから知っています。この医院が続いてくれることを祈って。


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タイカレー 赤、黄、緑

2011年06月14日 | 料理

曇り、28度、80%

 まるで信号機の色みたいな、タイカレー。ペーストを使えば、何を入れてもそれなりにおいしくできます。暑くなってきましたし、お昼ご飯にぴったりです。今までメープロイというメーカーのペーストを使っていました。やはり辛いものが好きな友人が、別のメーカーのペーストがおいしいといいます。そこで、食べ比べてみることに。

   

 さすがの私も、3種類を同じ日に作ったのではありません。ここひと月ほどかけてゆっくりと。光の具合で赤っぽく見えますが真ん中が、イエローカレーです。

 作り方は至って簡単、ペーストを軽く炒めて、ココナッツミルクと肉、魚介、野菜を煮込むだけ。仕上げに、ナンプラーで塩分を足したり、友人はかなり大量の砂糖を入れます。私はメープロイのペーストのときは、何も味を足しません。

 一番辛いグリーンカレー、このカレーだけはこだわった野菜、タイの小さななすを入れます。

  普通のなすより、グチョグチョの種の部分がおいしく思います。タイカレーを作るとき、野菜は何でもいいと思うのですが、やはり夏野菜、水っぽくない野菜の方が向いているようです。このグリーンカレのペーストは、辛さがストレートです。友人が砂糖を入れるのを納得しました。

  イエローカレー、こちらはターメリックが少なく、赤い芥子のにおいが強く感じます。グリーンの葉っぱはレタスです。辛みはあまり感じません。

  レッドカレーも、辛さが少なくマイルドです。レッドカレーのペーストは炒め物にも使えます。タイのカレーは、ココナッツミルクの香りと刺激の強い芥子のにおいがミックスしています。今度使ったペースとは、タイカレーの持つ香りがやや薄いようです。香りは薄くても、食べているうちに、どっと汗が出てきます。

 もちろん、 タイ米と一緒に。

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はじめて買ったカトラリー

2011年06月13日 | きれいな形

曇り、27度、89%

 30年以上前のことです。結婚して、カトラリーをそろえました。デンマークのカイ ボイスンがいいとか、柳宗理のカトラリーがいいとか言う以前の話です。

 二子玉川の高島屋で求めました。日本橋の本店ほどではありませんが、住宅街にあるので、家庭用品は充実していました。それになんと言っても、玉堤通りを走るバスに乗るのが大好きでした。売り場の棚は、大きく2段に分かれていて、上がラッキーウッド、下がマーシャンのものでした。今は、マーシャンのデザインが好きですが、そのとき買ったのは、ラッキーウッドのものです。

  スカンジナビア、というシリーズだったように思います。ご覧お通り、装飾のないシンプルなスタイルです。もちろん、こんなシャープなものでなく持ち手にデコレーションを施したものもありました。ものとの出会い、どうしてそれを自分が選んだか、というのには何か言葉にできない直感的なものがあります。しかも、ポタージュ用のスプーンを含めた、一人6本のセットを6人分買ったのですから。

 自分が作れる料理、それを盛りつける器、そしてカトラリーや箸。自分の枠を超えたものは使い切ることができません。どこかにその基準があるので、何となくテーブルの上が納まっています。この新潟燕市で作られたカトラリー、我が家の引っ越しに伴って、海を渡って香港までついてきました。こうして見ると、今でもいいデザインです。

 はい、今は香港で買い求めたものを使っています。

  ここ20年ほどは、こうしてクロスに包まれて、次の出番を待っています。息子のところに行くか、私たちが、セカンドハウスでも持ったときになどと思って、時折出してきては、洗ってあげます。今使っているカトラリーと見比べると、なんと自分の好みが変わっていないことに今更驚きます。

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こんな顔も パグ犬モモ

2011年06月12日 | もも

大雨、27度、87%

 台風の後、大雨や雷が鳴っています。それなのに気温は一向に下がりません。昼間は32度。3日前は、香港31年来、6月にしては最高気温の34、7度を記録したとのこと。繁華街のトンローワンの掲示板は37度を指していました。香港の夏は気温よりも湿度と、朝晩の気温差が少ないことが特徴です。夕方から夜に体がくつろぐことができません。その上、クラーから吐き出される温風。

 20年以上香港に住んでいても、暑さに慣れるまでの特にこの6月を乗り切るのは大変です。もちろん、鼻ぺちゃパグ犬モモにとっては、最悪の環境です。一日中、どこかの部屋のクーラーはついたままです。家の中では、過ごしやすいと思います。そんな訳で、椅子の背もたれにあごをのせて、こんな顔。

 散歩で山道の方に行くと、水の流れる側溝で。

       まるで尺取り虫のようです。こうしてお腹を冷やしています。

 香港SOHOの方に下りて散歩に出ると、帰りは階段を見上げて、ゆっくりと私の方に目を移します。これは、抱いてくれの合図です。階段を見上げるところが、何とも演技派です。

そこで抱いて、私だって階段は嫌なので、世界一長いエスカレーターで我が家に帰ります。夏場は、怠慢な散歩です。

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中華ちまき 香港

2011年06月11日 | 料理

曇り、29度、87%、シグナル1  

 今月の6日は、旧の5月5日、端午節でした。端午節の前から、街では笹、蓮の葉に包まれたちまきが売られます。甘いもの、肉が入ったもの様々です。ところが香港は、飲茶で蓮に包まれたちまきは一年中あります。中は餅米、普通のうるち米どちらもあり、鳥ご飯のような感じです。飲茶のちまきは蒸してありますが、端午節のちまきは、ゆでて作るせいか、べったとしています。

 

 我が家の蓮ちまきは、飲茶タイプです。この中華ちまき私がはじめて作ったのは、息子がまだ幼稚園のころでした。日本に住んでいたころです。蓮の葉っぱは、横浜の中華街に買いに行きました。確かな金額は覚えていませんが、蓮の葉がずいぶん高かったと思います。今、香港では一枚80円ぐらいです。

  この葉一枚で一つ作ります。餅米にチャーシュー、椎茸、貝柱、干しえび、ぎんなん、うずらのたまごを具にしてみました。栗や百合ねを入れてもいいですね。材料を全部炒めます。そして、蓮には包まず、蒸し上げます。もう一度、葉っぱに包んで蒸します。葉っぱに包まなくても、中華のおこわとして十分においしいのですが、この蓮の葉を開くときの、いい香りをいつも楽しみにしています。

  人がたくさん集まるときには、よく作ります。夏場は、ショウガを利かせて、薄味にするとたくさん食べられます。

 息子の運動会のお弁当には必ず作りました。息子が中学のとき、もうちまきはいらない。と言ったぐらい毎年作っていました。そういわれても、他の人が待っていてくださったので、結局、その運動会のときも作るはめになりました。

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