チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

母の日の薔薇

2020年05月11日 | 日々のこと

曇り、16度、88%

 コロナウィルスの影響で生花の農家の方は経営が苦しいと聞きます。3、4月お祝いシーズンに式典は取りやめ、結婚式もほとんどがキャンセル、生花の需要が落ち込んでいるからです。昨日は「母の日」、兼ねてからそんな生花農家のためにカーネーションを買うつもりでいました。

 一昨日の夕方から降り出した雨は昨日の朝方までずいぶん降りました。夜が明けて庭に降りると大輪の花をつけた薔薇の枝が雨の重さでしなっています。直径がゆうに10センチはある薔薇です。今年はよく咲いて花数も多く、ひと枝先に四つも花をつけているものもあります。思い切りよくハサミを入れました。

 いく枝かを抱えて部屋に入りました。まずは父母に供えます。 開ききるとやや香りが薄れます。かえってその方が香りを重く感じません。家中に薔薇を挿しました。ひと枝、蕾と開いた花と開き始めた三つの花がついている枝があります。義母の部屋の花瓶は一輪挿し、この枝ならしばらくは花が持ちそうに思います。そんなに広くない部屋です。香りがきつすぎないのもいいかしら。

 そろそろひと月、義母の施設では入居者を部屋から出さない処置を取っています。窓からの景色とテレビ、見回りの職員さんとの会話、3度のの食事と電話ぐらいがいまの楽しみのはずです。それでも私は昨年の退院と同時にこの施設に入ったことは間違いでなかったと思っています。今頃一人暮らしをしていたら、心配ばかりか何かあった時の対応に苦慮したに違いありません。福岡では老人施設の空きがほとんどなく、新規の入居者はしばらく受け入れないとも聞きました。部屋から一歩も出ないことは苦痛でしょうがそれだけに母の骨折の心配もありません。

 薔薇ひと枝とお菓子や青果を届けました。もちろん面会はできません。昼過ぎに義母から電話です。珍しく愚痴がこぼれません。職員の方の配慮を感じました。きっと孤立感ないように度々部屋を訪れ話し相手になってくれているのだと思います。

 義母の部屋の一輪挿しにちょっと大きめな薔薇が咲いている様子を思い浮かべました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10円玉

2020年05月10日 | 日々のこと

曇り、22度、94%

 「読売新聞」を朝だけ取っています。地元の地方紙を購読する人が圧倒的に多いようで、早朝から新聞を配っているのは「西日本新聞」です。「読売新聞」が我が家に配達されるのは6時前、この時間もこの3年間でずんずん遅くなりました。

 先日、6時半になっても新聞が来ません。急に配達の人が代わって入れ忘れがあったのかしら、と待ちますが一向に新聞はやって来ません。そこで、販売所に電話を入れました。出て来たのはおばさん、家を空ける時「新聞を休みます。」と電話する時必ずこのおばさんが電話に出ます。届かない旨伝えると「今日は寝坊して慌てて出て行きました。」とお返事です。「わかりました、お待ちします。」と答えると「いえ、今からお届けします。」「その必要はありません。待っていますから。」と電話を切りました。

 庭に降りて水遣りをしていると、インターフォンが鳴ります。木戸から顔を出すと玄関前に新聞を持ったおばさんが立っています。「わざわざ申し訳ありません。」「こちらこそ遅くなって。」と新聞を受け取りました。

 家に入って新聞を広げました。コロナ以来新聞広告がほとんど入らなくなって心もとないほど薄く感じる新聞の中からビニールの包みが落ちました。お詫びの台所用のビニール袋です。テーブルの脇に置いて新聞を読み始めました。ふと見るとそのお詫びの袋に「10円玉」が引っ付いています。セロテープでつけられた「10円玉」でした。すぐに「あっ、電話代。」と気付きます。

 電話代10円。ずいぶん昔の話です。固定電話を使ったお客様が帰った後に電話台に「10円玉」を見つけることが昔はありました。今は皆さん個人の電話をお持ちです。一通話がいくらかすら私は知りません。でも昔ながらに「10円玉」をこんな形で返してくれました。久々に「10円玉」をじっくり見つめます。

 実はこのおばさんと実際に会うのは初めてです。配達のお兄さんには時たま会うことがあります。新聞の月々の支払いは銀行振替、以前のように盆暮れなどはありません。新聞配達所の人の顔を知らずに生活しています。おばさんはほぼ私と同じ世代の方でした。「10円玉」の発想は私年代以上の方のものです。

 実際にお顔を見ること、そしてこの「10円玉」に何かホッとしたものを覚えました。わざわざ届けてくださったその気持ちと共にまだ「10円玉」を取らずに眺めています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスクの贈り物

2020年05月09日 | 日々のこと

曇、19度、72%

 「マスク着用」と散々耳にします。と言っても薬局のマスク売り場だって売り切れていて滅多に商品がぶら下がっているのを見ません。福岡は外出自粛の規制がまだ続きそうです。近所のマスクを付けていなかったおじさんたちもこのところマスク姿で歩いています。政府がマスクを2枚配布すると言っていますが、一向に届く気配もありません。新聞でもテレビでもマスクの作り方が伝えられています。

 私は外出時、車の中ではマスクをつけません。車を降りたらすぐマスク。手持ちのマスクはかなりの数ストックしています。こんな事態で災害でも来て避難所生活になったらと危惧します。それでも小さなマスク作りには手が出ません。

 先日、郵便受けにレターパックが入っていました。開けると「マスク!」きれいにミシン掛けされたお手製のマスクでした。中には「パグ柄」のマスクまであります。鼻の部分はぴったりと収まるように針金入り、マスク部分は二重構造で防ウィルス用の不織布を入れられるようになっています。ご家族も多い友人からの贈り物をありがたく握りしめました。

 孫娘の小さなサイズのマスクがないと言っていたのを思い出し、マスクの写真を送って「ひとつだけあげるから、選んで」とメールしました。一番下に隠していたにも関わらず孫娘はパグ柄を選んだそうです。早速昨日送りました。

 一人暮らしでココを抱えています。主人も香港から出ることはできません。息子も東京からすぐにはやって来れません。コロナ感染は絶対に避けなくてはと肝に念じています。

 自分のことばかり考えがちな時に手を動かして作った必需品のマスクを人に分けようなどとは、私には思いも至りません。嬉しいそしてありがたい贈り物でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3年目のバラたち

2020年05月08日 | 庭仕事

晴、14度、78%

 庭を作り始めたのは3年前のことです。バラを植え付けて3回目の春がやって来ました。裏庭の一番奥がバラの一角です。 この1週間、次々に花を咲かせています。全部で8本のバラたち、種類は7種類です。

 苗を買い求めたのは近くのホームセンターや園芸店です。有名なバラ園の株ではなく普通のバラ苗です。時には半額になったバラを買ったこともあります。2年目の昨年2本が枯れました。原因は不明です。アーチの左側のバラが蕾をつけたまま枯れてしまいました。バラの難しさを知りました。アーチ左のバラは昨年植えたものです。枯れてしまった後なので用心して2本のつるバラを植えました。この1年の差でアーチ右半分と左半分の差が出ています。

 春始め、モッコウバラが咲き、モッコウバラがピークを過ぎるとこのバラたちが開き始めます。このところの雨で花が咲き揃いました。どのバラも昨年より蕾も多く中には直径10センチを超える花をつけているものもあります。バラひとつ一つについては後日改めて紹介します。

 バラにはいまだに詳しくありません。イングリッシュローズが何やらも見分けがつきません。苗を買う時、名札を注意して見たのは「香り」です。アーチ部分には一番奥が木立性のバラ、アーチ両側の3本と合わせて4本のバラがあります。この4本はどれも香りのするバラです。つまりアーチの下に立つとバラの香りに包まれます。

 害虫、病気は避けられないバラです。病葉を見つけると素早くとります。一日何度、庭に降りるか?花を見るため、香りのシャワーを求めて、花の手入れにとバラたちの前に立ちます。アーチ上のバラの様子を見るために2階から眺めることもしばしばです。 

 冬には時折ポツポツと咲く以外はひっそりとするバラですが、春の目覚めとともに葉をつけ、蕾をつけ、花を咲かせます。その勢いは目覚ましい。

 まだたくさんの蕾があります。そして出来ることならこの大バラたちが咲いているうちに庭の境のパーティションに這わせた小バラが咲いて欲しいと思います。小バラの蕾も膨らみ始めています。

 この眺めを独り占めに自宅の時間を過ごします。贅沢な限りだと思います。バラそれぞれについては後日。見出し写真は夜のライトアップされたバラたちです。昨晩、このバラの上には「フラワームーン」といわれる満月がかかっていました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルンバの解体修理

2020年05月07日 | 日々のこと

晴、15度、78%

 帰国前に買い求めた掃除機の「ルンバ」です。今年で4年目でしょうか。2年前にも動きがおかしくなって修理に出しました。アイロボットに修理に出すには、梱包して宅急便で送ります。修理が終わると着払いで戻ってきます。意外に重たく大きな「ルンバ」の梱包に手こずりました。修理代もかかります。往復の送料もかなりかかりました。

 またしても異常な動きを繰り返します。アイロボットに送らずに直す方法はないものかと考えます。「ルンバ」を仰向けにして3日ほど考えました。センサーの異常なら送り返す以外に手はありません。新規購入も頭をかすめます。この4年で新機種もたくさん出ています。でもまだ使える我が家の「ルンバ」です。

 いよいよ工具を出して来ました。裏面のカバーを丁寧に外しました。バンバーと言われる干渉部分の不具合に違いないと思っていました。カバーを外してびっくり!一面にココの毛がびっしりと入っています。回転部分には巻き込んでフェルト化したココの毛も。別の掃除機で取り除き、細かいところはブラシなどで取りました。これだけでも「ルンバ」は不調を訴えていたはずです。その上、周囲のバンバーがカタカタと動いています。バンバー部分のごく小さなネジを外して不具合の箇所を突き止めます。「ルンバ」は喋ります。修理の間も英語やら時々声を出していました。

 カバーを戻してさて再起動。試運転です。 おお、快調に軽い足取りで動く「ルンバ」です。まだまだ働いてもらわないと困ります。

 こうした修理が大好きです。テレビがブラウン管だった頃は、テレビが映らなくなるとブラウン管を外して小さな真空管の付け替えもしていました。修理して使い続ける楽しさ、まして自分の手でする修理です。でも時には本当に壊してしまうこともあります。

 気持ちよく動く「ルンバ」を見ながら何故か心が爽やかでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クレゾールが匂う石鹸

2020年05月06日 | 日々のこと

晴、17度、88%

 クレゾールといっても若い方はご存知ない方の方が多いかもしれません。昔は医院の診察室に白いホーローの洗面器が置かれていました。医師は診察前後、必ずその洗面器で手を洗います。洗面器にはクレゾール石鹸液を水で薄めたものが入っていました。ちょっと癖のある匂いを持ったクレゾールです。診察室に入ると鼻先に必ずこの匂いがします。

 コロナ対策、先ず「マスク着用」次に「手洗い」と耳が痛くなるほど叫ばれています。まさかこんなに猛威を振るうとは思ってもいなかった事態に発展しています。1日幾度手を洗っていることか、台所仕事をするので手は洗いますが、このウィルス対策のために入念な手洗いをするようになりました。通りがかりに見る石鹸売り場では手洗い用の液体石鹸はいつも売り切れています。私一人なのにこの数カ月で石鹸を一つ使いあげるほど手洗いをします。

 手を洗うのは台所の液体石鹸、アルコール、そして洗面所の固形石鹸です。洗面所の石鹸を新しくおろしました。主人が持ち帰ってくれていたクレゾール主体でできた固形石鹸です。イギリスの統治下にあった国々では普通に売られている石鹸です。このブランドの液体石鹸も原液のクレゾール液もスーパーで気軽に手に入ります。

 封を切るとクレゾールの匂いです。 洗うたびに匂います。私はこの匂い嫌ではありません。かえって「これで大丈夫」と安心感が生まれます。

 「手洗い」は生活の基本です。それを殊更に意識する生活がいつまで強いられるのでしょう。アルコール消毒のせいもあるのか、手指の先は乾燥でカサカサし始めました。「手洗い」の習慣が根付くことは大歓迎ですが、今の時勢では「手洗い」ひとつ何処かに逼迫感を感じます。

 決していい匂いではないクレゾールの石鹸です。普通な気持ちでちゃっちゃと「手洗い」できる日が早く来て欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

節句飾り

2020年05月05日 | 日々のこと

曇、19度、96%

 こんな時勢で訪ねる方もありませんが、先月も半ば過ぎには節句飾りを出して来ました。40数年前のものです。しかも30年間過ごした香港には大きさが大きさでしたので持っては行きませんでした。この家の整理の時に久々に節句飾りを出して来ました。武者人形には太刀と弓、売られていたお店の木札が付いていました。箱にしまわれていた武者人形はカビもつかずにいい状態でしたが、弓や太刀は布部分に汚れがあり始末しました。

 息子の初節句の時私が欲しかったのは鯉のぼりです。でも住まいの状況から鯉のぼりを泳がせるスペースはなく、嫁の私が言い出せる訳もありません。主人の実家から贈られて来たのは、 この武者飾りです。10回ほど飾っただけで、この家に残して香港に渡りました。帰国して以来、節句になると出して床の間に飾ります。

 この節句飾り、初めて見た時から何故か私の気持ちに添いませんでした。大きいものですが大きさではありません。色合いでしょうか?飾りながらおざなりな気持ちになっている自分がいつもいます。でも、主人の父母の孫への気持ちです。粗末にしてはといつも思い直します。

 先日、飾ってある座敷の雨戸を開けて朝日に映るこの人形を見た時、「あっ!」と思い付きました。「間延びして見える鎧は外して、兜だけ飾ろう。」と鎧を箱に戻したのは先月の末でした。すっきりといい眺めになりました。

 香港に持って行っていたのは5センチほどの博多人形の方が作った兜でした。 そして、私が欲しかった鯉のぼりは小さな和紙で出来たものを数年前に求めました。 

 兜だけになった床の間の節句飾りに昨日はぬくぬくの柏餅を供えました。桜葉ほど香りが強くない柏の葉に包まれた餅と餡がふわっと香ります。兜の前にデンと座り、温かな柏餅を食べました。

 私が節句飾りを飾り続ける間はこれからこの兜だけになりそうです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都みやす針のクロスステッチ針

2020年05月04日 | クロスステッチ

雨、19度、94%

 京都を訪れたのは2年前のことでした。どうしても買って帰りたいものが一つありました。市中三条にある「みやす針」のクロスステッチ針です。いえ、もう一つ「パグのフィギュアの付いた待ち針」。その2つを求めるために新幹線に乗る前に三条に向かいました。

 ここの針を教えてくれたのは京都に住む友人です。京都を訪れたのは長く香港で友達だった「みやす針」を教えてくれた友人のお姉さんの霊前を訪ねるためでした。友人が亡くなった時、私はまだ香港で葬儀にも出ることができませんでした。この訪問は帰国前からの私の心にあった一つでした。

 京風の中庭のある店構え、商店街から入り口を入るとこの中庭の向こうに針を売る店があります。いただくものはすぐに決まりました。現在の店主の方から針のお話をたくさんお聞きしました。急がなくては、新幹線の時間です。ちょうど通り雨が降り出しました。中庭を渡る私に先代の店主が傘を差しかけてくださいました。京都の雨の庭の匂いを胸に吸い込んで、しっかりと針を持ち帰りました。いい思い出です。

 クロスステッチを刺したいと思いながらグズグズ時間が過ぎました。ところが急に思い立つとこれまた長年刺し続けて来たクロスステッチの準備はあっという間です。明るい座敷の縁側のロッキングテェアーに座って、初めて「みやす針」の袋を開けました。

 刺し始めて2日、針の良さをつくづく感じています。日本の大手メーカーの針に始まって、イギリス、デンマーク、インドネシアの針を使ったことがあります。 針のような小さなものですが、手仕事をするときは小さな道具が肝心です。 仕事の早さにも影響が出ます。持ち易さ、布に刺さる時の感触、糸通し、「みやす針」の針は手によく馴染みます。手と針が一つになって仕事が進みます。夕方刺す手を止め、針山に針を戻します。

 一気に四つ挿す予定です。しばらくはこの手にしっくりと収まる「みやす針」の感触を楽しむ日々が続きます。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラムチャウダー

2020年05月03日 | 昨日のお昼ご飯

雨、20度、92%

 あさりの季節です。小さい頃はよく潮干狩りに行きました。今年は海辺でも地区の方が出て出来るだけ人混みにならないように注意されているとニュースでは伝えています。売られている「あさり」を見て思います。「こんなに小さかったかな?」もう少ししたら大きくなるかもしれないと思うものですから、ついつい季節を逃していました。

 香港には「白あさり」がやはりこの季節売られていました。あさりでもやや大ぶりです。海の底に生活するあさりです。主人は衛生的にと思ってかいつも日本の真空パックの「あさり」を買って来てくれていました。けど、私はこの「白あさり」が大好きでした。身のプリッと感が違います。ボンゴレにして食べるとパスタが「あさり」の旨みを吸って幸せでした。

 今年は季節を外さないように「あさり」を買いました。さて何を作ろうか?「クラムチャウダー」でまずはたっぷりと。「クラムチャウダー」は昔からの我が家の定番ですが作り方が大きく変わりました。昔は小麦粉でつないだベシャメルソースを伸ばし入れていましたが、最近ではさっぱりと小麦粉は使わずにおいもなどのでんぷん質で緩やかなとろみをつけるだけです。一番肝心なのは「あさり」のジュースをしっかりと取ること。「あさり」に火を入れすぎないこと。

 蓋をしたお鍋から「あさり」が開く音がし始めると、あの潮のいい香りがして来ます。ジュースは取り分けて、身は殻から外して。野菜とベーコンを「あさり」のジュースで煮てクリームを注ぎ「あさり」を鍋に戻します。この「あさり」の香りが命です。味も「あさり」とベーコンの塩加減で十分。クリームとベーコンがコクを出してくれています。 

 もともとアメリカ東沿岸の漁師さんのご飯だった「クラムチャウダー」だそうです。お腹持ちがよく、海風に吹かれた体を温めてくれた食べ物です。

 磯の香りがする食べ物はこの新緑の頃に重なります。「あさり」の横に小さな「サザエ」が売られていました。お次は「サザエ」を食べてみよう、もちろん「あさり」も「サザエ」も地元の海で取れたものです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の来て3年になったココさん

2020年05月02日 | ここ

晴、18度、94%

 3年前の今日、ココさんは東京から飛行機に乗ってやって来ました。街はどんたくのお祭りの最中、この時期の福岡らしいにわか雨の降る日でした。空港まで主人と迎えに行きました。「初めまして。」と小さなピンクのクレートのココさんを覗きました。家に帰る車の中、手足がバラバラになるのではと心配になる程暴れるココさんでした。三日前にモモを送った隅々にまでモモの匂いの残るこの家にやって来ました。

 昨日は夏日になり、パグたちにとっては辛い季節になりました。少しでも暑さを和らげようと家でトリミングをします。トリミングの準備、香港から持ち帰った13年使って来たシェーバー、変圧器、小さな掃除機、私はビニールコーティングされたエプロンを着ます。準備の最中から今から何をされるかすっかりご存知のココさん、用意万端です。 さあ始めますよ。以前は、シェーバーの音がするだけで興奮して暴れたココさんでしたが、この春からは喜んでシェービングされるようになりました。3年間で大きな変化です。でも先日の予防接種の時のように暴れることもまだあります。

 シェービングが終わると、やや細く白っぽいパグになります。 金曜日はお風呂の日です。夜、私と一緒にお風呂に入ります。お風呂は大好き、お風呂の淵に手をかけて私が抱き入れるのを待っているほどです。ところが、タオルドライの後、いつものパグ走りで家中駆け回りました。ドライヤーも好きなココさんですがこのパグ走りで余程疲れたのか、「ドライヤーですよ、ドライヤーですよ。」と声をかけてもベットから降りても来ずにすでに爆睡でした。

 きれいさっぱりで迎えた3年目の朝です。ココさんに支えられて私はこの3年を送りました。あと3日早ければモモさんに会わせる事が出来たのにと悔やまれます。同じパグでもココさんは女の子、小柄で人の感情もよく読み取ります。「よくやって来てくれましたね。元気でこれからもよろしくね、ココさん。」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする