チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

たねや「栗月下」

2021年01月11日 | おやつ

曇、2度、72%

 秋の栗の季節になるとたくさんの栗のお菓子を頂きます。昨年は栗が丸ごと一つ入った「マロンパイ」に始まりました。和菓子も洋菓子も秋からは「栗」です。数十年ぶりに「マロングラッセ」まで頂戴しました。栗尽くしのここ数ヶ月でした。「栗羊羹」に至っては洋風にアレンジされた羊羹、昔ながらの竹皮に包まれた蒸し羊羹までいただきました。その中の一つが、たねやの「栗月下」です。

 近江のお菓子屋さん「たねや」のお菓子は和洋菓子ともよく頂戴します。バームクーヘンが好きな私には季節のバームクーヘンは楽しみです。「最中」「大福にオリーブオイルがついた菓子」「薯蕷饅頭」と「たねや」のお菓子はどれも美味しいと思います。

 「栗月下」は栗羊羹なので日持ちがよくつい先日、封を切りました。開けてびっくり、普通の栗羊羹とは趣が違います。小豆の餡なし、全部栗の羊羹です。 しっとりしていないので、切る先からホロリと崩れます。蒸し栗にほんの少し繋ぎを入れて固めた羊羹だそうです。茹で栗を頬張った時のあの食感です。口に含むとなんとも栗の風味豊かです。ただ、しっかりと甘みが付いています。小さな一切れでお茶のお代わりです。ずいぶん以前にも「栗月下」をいただいた記憶が蘇って来ました。

 お菓子一つのことですが、向き合う時の私の気持ちの持ちようでお菓子を味わう感覚が違います。「あれ?この味はどこから来るのかな。」などと一人ゆっくりと味わうおやつは目の前のお菓子ときちんと向き合っている時です。そんなことを「栗月下」が気付かせてくれました。栗のお菓子、これで最後、また秋まで楽しみに待ちましょう。

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手袋の片っ方

2021年01月10日 | 日々のこと

曇、1度、68%

 コロナ禍でマスク着用が叫ばれると、道にマスクがよく落ちているのを見るようになりました。バックから落ちたのか?故意に捨てるはずはありません。落としたらなぜ拾わなかったのか?道に落ちているマスクを見て思います。

 冬になると昔からこの季節だけの落し物があります。「手袋」です。右左揃った手袋ではなく、大抵は片方だけです。学校の頃は落し物置き場に行くとそんな手袋がいくつも箱に入っていました。道の真ん中に落とされた片っ方の「手袋」は遠くから見てもその形で「手袋」とわかります。道の真ん中に落ちていると人に踏まれます。道の脇に避けてくれる人、落ちている側のフェンスに目に付くように乗せてくれる人、「手袋」が早く持ち主に返るように思う人が手をかけてくれます。それでも、いく日経っても「手袋」は道の脇に置かれたままです。

 昨年、我が家の前に片っ方の「手袋」が落ちていました。子供物の毛糸の手袋でした。落ちてたすぐ脇の金木犀の枝にぶら下げました。ひと月経っても手袋はぶら下がったまま、北風が強い日に二軒先まで飛ばされてその後の行方は知りません。

 小さい頃よく手袋を落としました。コートのポケットに入れたつもりが、家に帰ると片っ方だけありません。母にきつく叱られて、来た道を探しに戻りました。見つけたかどうか覚えていません。あまりに落とすので、両方の「手袋」を毛糸で結んで首に掛けるようにしてくれました。そしたら今度はそのまま両方の「手袋」を落としました。

 大きくなってからは、「手袋」に限らず道に物を落とすと必ず探しに出かけます。記憶を辿って下を向いて歩きます。すぐに引き返すと見つかることがよくありました。見つからないと、いつまでもなくした物のことを思っています。「諦め」が悪い性分なのでしょう。

 この冬も落し物の片っ方の「手袋」を見かけます。「探しに来てください。ここにいますよ。」と手袋が言っているように思います。

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雪の日のココさん

2021年01月09日 | ここ

曇、0度、68%

 昨日は一日中、雪が断続的に降りました。一昨日の夜中の雪の上にまた雪が積もります。 道路が凍結している恐れがあるので、ココさんの朝の散歩は見合わせました。日が昇って、まずは裏庭に出しました。 この場所から動きません。どうしたのかな?しばらくして表の庭に連れ出しました。 数歩ぽちぽちと歩くと立ち止まります。あわよくば庭でトイレをしてくれればいいと思った私の誤算です。 郵便受けの上に置いている小さなパグの置物が雪に埋もれています。こんな風にココさんが雪と遊んでくれたらと、一人で笑いました。

 お昼を過ぎると、道の雪が溶け始めました。実は私自身、道で転ぶのが怖くて外に出れなかったのです。ココさんのトイレのためならばと、ココさんも私も着ぶくれて外に出ました。あら、雪の上で立ち止まると思いきや、ココさん、いつもの調子で小走りで元気よく歩きます。 トイレも済ませて帰宅。朝はどうして雪の上で固まったのかな?と考えました。おそらく「ちゃんちゃんこ」のせいです。庭に出した時は、袖がついた「ちゃんちゃんこ」を着せていました。散歩時は袖がないコートです。ココさん、歩き難かったのだろうと思います。

 夕方も長い散歩に出ました。もちろんコートを着せました。日陰の道は滑りやすいものの幹線道路は雪が残っていません。南の地方の雪は軟弱です。北側の軒先に「つらら」が下がっている家もありました。気温は相変わらず零下です。夜中も雪の予報でしたが、今朝は我が家の周りで積雪は見られません。

 ココさんにとって、たくさんの雪を見たのは2回目です。今回ほどではありませんでしたが、2018年の冬にも雪が積もりました。ココさんに雪はどう映っているのか?トイレは雪を避けてしていました。私が作った雪だるまもちょっと匂いを嗅いだだけでした。今日はいつものように散歩に行きましょう。この連休、寒さが続きそうです。福岡のコロナ感染者数も増加しています。お休みをお家で過ごして欲しいと思います。

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雪の下に咲く花

2021年01月08日 | 日々のこと

雪、−0.9度、70%

 昨夕から降り続いた雪で今朝はうっすらと雪を被っています。子供の頃の福岡はよく雪が降りました。今よりたくさん積もりました。雪掻きをしたことも、父の車のタイヤにチェーンを巻くのを手伝ったこともあります。近年雪が積もりません。積もっても地面を覆う程度です。雪に慣れていないせいか、昨日は吹雪いているわけでもないのに、車も人も少ない街の様子でした。今日は路面の凍結が心配です。私は外出は控えるつもりです。

 寒さと雪の中、庭に咲く花たちは雪を被っても咲いています。 「クリスマスローズ」は下向きに花を咲かせます。下向きに花を咲かせるのは雪を避けるためかしらと思います。はじめて咲いている「クリスマスローズ」をアムステルダムで見たときも雪を被っていました。ちょうど今の庭の「クリスマスローズ」と同じ様子でした。

 昨日「七草粥」に使ったハーブたちの一角も見事に雪を被っています。 大きな金木犀の木下に咲く「西洋菊」は雪知らずです。 

 夏から咲き続けている「ルドベキア」は寒さにも強い品種です。 

 表の道沿いには「西洋菊」をいく種類か植えています。どの花も雪の帽子を被りました。地面から顔を出した「チューリップ」の芽も  「オキザリス」の柔らかな花もみんな雪の下です。 植物の強さに驚きます。春の新芽を蓄えている木々たち、「沈丁花」は蕾をつけ始めています。香りのよい花の一番咲は「蝋梅」でも「梅」でもありません。「沈丁花」です。

 雪の下に咲く花の健気さは陽を受けて風になびく花のそれとは趣を異にしています。明日まで降り続く予報の雪です。この寒さの向こうに、また春が巡り来ることを雪を見ながら思います。

 

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庭の七草粥

2021年01月07日 | 朝ごはん

雨、5度、76% 大風

 今日は「七草粥」の日です。お正月行事の中でつい忘れがちな「七草粥」ですが、スーパーに買い物に行くと「七草」のパックが売られているので思い出します。小さい頃、母と一緒に「七草摘み」に行ったことを思い出します。寒い最中、山の奥に入り草摘みをする、子供の私にはちっとも楽しい思いはありませんでした。「七草なずな」と歌を唄って作る「七草粥」だって美味しいと思わなかったと記憶しています。

 昨夕、庭で「七草」を集めました。上から右回りに「ディル」「ルッコラ」「コリアンダー」「ポリジ」「パセリ」「ロマネスコの葉」「イタリアンパセリ」の7種類です。流石に「オレガノ」「セージ」はその香りの強さから省きました。

 年末の「牡蠣鍋」のスープを大事に取ってありました。このスープでお米をコトコト炊きます。火から下ろす間際にパッと刻んだ「七草」を振り入れました。「牡蠣」のスープに色があるので真っ白なお粥ほど見栄えは良くありません。 ここで蓋をして一息入れます。グツグツの音が収まると食べごろです。

 西洋種のハーブと「牡蠣」のスープのお粥、ミスマッチのように思えますが2年前にも庭のハーブで「七草粥」を作りました。不思議と香りの強いハーブも鳴りを潜めて白いお粥に鮮やかな緑を添えてくれました。さあ、ここで質問。今、目の前にある土鍋の蓋を取ったら、さてどのハーブが一番香るでしょうか?私が想像していた通りでした。もう一度蓋をしてまた取ると、今度はどのハーブも強い香りを発していません。穏やかに馴染んでいます。

  今日は今から気温が下がり始める予報です。雪が降ると注意報が出ています。風も強く寒い数日の始まりです。早い朝食をいただきます。この歳になって「七草粥」の美味しさをしんみりと感じるようになりました。「今年も健康でありますように。」我が家の庭の「七草粥」です。

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マロンパイ

2021年01月06日 | おやつ

曇、7度、66%

 今日はキリスト教のお祭りの一つ「公現祭」です。フランスではこの日に「ガレットデロア」というアーモンドクリームの入ったパイを食べます。最近、日本でもこの日に「ガレットデロア」を焼いて出すお店が多くなりました。私一人分の10センチほどの「ガレットデロア」を焼こうと準備を始めたのですが、頂き物のマロンクリームが目につきました。そこで急遽変更、「マロンパイ」をおやつに焼きました。

  このマロンクリームはフランス製です。フランスの栗は日本の栗のように黄金色ではなく、こっくりとしたブラウン色です。プクプクと焼いているとパイが立ち上がりました。このパイ生地は岡山県「蒜山」のバターを使っています。お土産にいただいたこの「蒜山」バターは焼き菓子に深いバターの香りを添えてくれます。

 10センチほどの「マロンパイ」が2つ出来ました。焼きたてのパイを食べれるのはお家で焼くからこそです。我慢できずに昨日のおやつに一つ食べました。バリバリと口の中で崩れるパイ生地です。今日は残りの一つを温めてパクリといくつもりです。

 フランスでは大きな「ガレットデロア」のアーモンドクリームの中に「フェーブ」という小さな人形を忍ばせておくそうです。「フェーブ」ですから起源はソラマメです。この「フェーブ」が入った一切れに当たった人は今年一年幸運だとか。蚤の市などで売られている「フェーブ」を長年探していますが、いいものが見つかりません。パリの高級菓子屋の「フェーブ」も高値で売られています。縁起を担ぐ食べ物はどこの国にもあるのですね。「フェーブ」を手に入れたら大きな「ガレットデロア」を焼いてみたいと思います。

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おせちを作らなかったお正月

2021年01月05日 | 日々のこと

曇、4度、80%

 家庭を持って43年目の今年のお正月、初めて「おせち」を一切作りませんでした。過去に一度、お正月に旅行に出かけた時ですら、黒豆を炊いて持って行きました。このお正月は散々迷った末、孫娘たちがやって来てくれました。年末から数日、我が家に滞在しました。「おせち」は当然作るつもりでいました。ふと3年前息子家族と過ごしたお正月を思い出しました。大人も含めて「おせち」を喜んで口にしてくれた記憶がありません。昔と違いお正月にしか食べられないものがあるわけでなく、日頃から栄養価の高いものが食卓に上る現代です。その上、帰国以来私自身、12月に入るとスーパーの店頭に並ぶおせちのパックに考えさせられていました。30年間の香港暮らし、あしらいものなど日本独特のものが手に入らない中、作り続けて来た「おせち」です。

 「おせち」は母から料理を学ぶことのなかった私にたくさんのことを教えてくれました。買い出しに始まり、料理の手順、年々、品数も増え重箱に詰める要領もわかって来ました。実際台所に立つ時間は3時間ほどの作業です。それが分かっていて敢えて「おせち」作りをやめました。

 孫娘、やって来る前から私と遊ぶつもりです。コロナで遠出を控えていた私も足を伸ばしてみたい所もありました。喜ばない料理よりお鍋をみんなで囲んだり、孫娘の好きなピザをデリバリーで取ったりしたお正月でした。

 作らないと決めて、一番大きかったことは私の束縛された観念が解き放たれて、気楽になったことです。「おせち」を作らなかったことへの寂しさと小さな後ろめたさは残りました。30年も日本を留守にして感じるのは、時代が変わってしまったことです。当たり前のことですが、30数年前の日本とは人も物も変わっています。

 とは言っても、お掃除だけは心いくまでして気持ちよく新年を迎えたい、クリスマス明けから大掃除を始めました。晦日には最後の拭き上げだけを残しました。孫娘と過ごす時間、家族で遠くまで出かける時間も心置きなく楽しむことが出来ました。

 来年もおせちを作らないかって?いえ、わかりません。寒い年末の台所に立って次々に料理を仕上げ、重箱に詰める時の楽しさはしっかりと私に根付いています。来年はまたその時に応じて考えることにしましょう。

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正月三日のおやつ

2021年01月04日 | おやつ

曇、2度、70%

 帰国以来、お正月のお餅はずっと頂き物です。年末にご家族でついたお餅が晦日には我が家の届けられます。届いた時はまだ柔らかさが残る丸餅です。お手間入りのお餅です。明けて元旦にはお雑煮に仕立てます。白味噌のこともあれば、すまし汁のこともある気儘なお雑煮です。

 正月三日、お腹休めと甘いものの補給でお汁粉を炊きました。いつもよりさらりとしたお汁粉にしました。丸もちは火が通りやすいように4つに切って焼きます。焦げ目の香ばしさが好きです。熱々のお汁粉を小吸い物椀に注ぎ焼き餅を浮かべます。食卓に運ぶまでは蓋をしておきます。 蓋を取った瞬間の香りを嗅ぐためです。

 小吸い物椀ですからほんの少し、幾度かお代わりをします。大椀でドンと食べずにお腹の様子を伺いながらのお代わりです。温かさと甘みとお餅で寒い間幾度となくおやつにのぼります。子供の頃は火鉢でお餅を焼いてお砂糖とお醤油を混ぜたものをつけて食べました。昔のお正月は今のように豪華ではなかったように思います。

 まだ、いただいたお餅が冷蔵庫にあります。どうやって食べようかな?と考える時間がまた楽しい。いつもありがとうございます。

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孫娘とのお正月

2021年01月03日 | 日々のこと

晴、3度、68%

 孫娘、朝起きて来るなり、「カカ、遊ぼうよ。」と誘ってくださいます。一番したいことは「かくれんぼ」、古い家ですから隠れるところはたくさんあります。そう思っていたのですが、ここには割れたら困る物、あそこには壊れたら困るものと、制限付きです。体が小さいので面白いところに隠れます。鬼の私はお手上げでした。

 今の子ですからスマホを手放しません。2年生になったら、タブレットの支給があるそうです。見ているとキーの扱いは手慣れたものです。 スマホを見ている孫娘、「そんな姿勢じゃダメよ。」と叱る私。ココさんも一緒にゴロン。

 庭のレモンを摘んでもらいました。 ハサミを両手で使うので、レモンは地面にポトンと落ちました。

 遠くに行かずとも家にはどんぐりも落ちています。ココさんと一緒にどんぐり拾いです。拾ったどんぐりをパパの持っているカゴ目掛けて、「どんぐり入れ」をしていました。 昨年の運動会で覚えた「玉入れ」の真似事です。

 私の知らない流行り物のお人形、「lolサプライズ」というのだそうです。サンタさんが5つも持って来てくれたそうです。 アメリカ発祥らしく、肌の色も様々、着せ替えたり涙を流したりする人形です。「着せ替え比べ」を一緒にしました。 小さな人形ですので荷物にならないだろうと持って来てくれましたが、家にはリカちゃんだって持っています。

 何十年ぶりでしょうか?「ツイスターゲーム」をしました。手足が短いので孫娘すぐにコケます。コケるとココがやって来て乗っかります。 これを繰り返し繰り返し。パワー溢れていますから、いくらやっても疲れない、と思うと車に乗るとすぐに寝てしまいます。起きると「カカ、遊ぼうよ。」

 明るい子供の声が聞こえなくなりました。あっという間に過ぎた年末年始です。こんな賑やかな子供時代もいつか無くなります。そのうち、憎まれ口も叩くでしょう。孫が帰ってみると一緒に過ごした時間の暖かさだけが残ります。

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大晦日のお客様

2021年01月02日 | 日々のこと

曇、6度、70%

 大晦日の午前中、私が大掃除をしている間、孫たちには用事を言いつけて外出してもらいました。お風呂掃除を始めると、電話が鳴ります。Apple Watchではゴム手袋をした手では出ることができません。小諸に住む友人からです。急いでスマホを見れば「近くに来ています。」「ええっ!」15分ぐらいで着くところまで車で来ているとのこと、息子に電話をして「すぐ帰って来て、犬が3匹やって来るのよ。」私の声は興奮で上ずっていたと思います。

 一足早く孫たちが戻って来ました。やって来ましたよ!犬のお客様です。日向さん、かすみさん、初めて会う沙里さん。ちょうど一年前の大晦日にもやって来てくれました。あの時はまだ沙里さんがいませんでした。長野の小諸から途中四国も廻っての長旅です。「ようこそ。」ココさんはもちろん孫娘も私も落ち着きません。

 寒い大晦日です。居間の暖かなところに犬が4匹、人間が4人。人にも他の犬たちに慣れているこの家族、初めての孫娘にも慣れてくれました。

 息子とほぼ同じ年の友人とはFBからのお付き合いですが、6年前には軽井沢へ彼を訪ねました。ちょうど「かりんさん」というクロパグを亡くされた後でした。毎日見せてもらう彼と犬たちとの生活、私には理想そのものに思えます。

  向き合うパグ2匹。左が沙里さんです。 昨年もこうして椅子の上で寛いでくれた日向さん。 一番年上の白いペキニーズのかすみさん。

  ココさん、友人の膝の上で家族気分です。

 孫娘は大人しいかすみさんが気に入ってそばから離れません。彼は3年前にはパグのさくらさんを亡くしました。「モモが逝って立ち直れないかと思ったけど、今は大丈夫よ。」と私。「桜が逝った後は日向とかすみに助けられました。」と彼。「私もココのおかげだわ。」何か命の回りのようなものを感じます。

 急でしたので何のお構いもできません。私は大掃除の途中です。短い時間でしたが、 私たち家族に楽しい時間を運んで来てくれました。

 我が家から西を目指すそうです。無事に小諸に帰ってくれることを願います。きっとまたやって来てくれるはずです。私も自由に旅ができるようになったら、たくさんの会いたい方、会いたい犬を訪れたいと思っています。大晦日のお客様は大きな幸せを連れて来てくれました。

 

 

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