チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

パンナイフ

2021年01月24日 | 身の回りのもの

雨、10度、82%

 以前、東京合羽橋の刃物屋のご主人が「パンナイフ」の商品比較を書いている記事を読みました。数種類の「パンナイフ」の切れ味、値段、構造そして「パン屑が出る出ない」の比較でした。私は毎朝、小さなフランスパンを焼きます。そして切り分けます。「パン屑」が出るのは当たり前と思っていました。ましてハードなフランスパンです。毎朝、バリっという音と共にカッティングボードの周りには「パンの屑」が散ります。柔らかなプルマンローフだって、少なからず「パン屑」が散るものです。私はいいパンナイフを持っているので、この記事は読んだだけですっかり忘れていました。

 「物を切る」、台所の大事な仕事です。切れ口の甘い刺身など見られません。スッパリと筋まで切ってくれる牛刀、細かい作業に向くペティナイフ、野菜用には幅広包丁、いく本かの包丁を持っています。ところが悩みがあります。時折トマトがうまく切れないことです。包丁がすっとトマトに入らない、押し潰すような切り方になってしまいます。我が家の包丁は私が研ぎます。うまく研げた時とそうでない時は、トマトの切れ味でわかります。先日、「トマトベジタブルナイフ」というのを見つけました。スイスのナイフメーカー「ビクトリノックス」の製品です。やはり、私のような悩みをお持ちの方が多いのだと知ります。このナイフ、ペティナイフほどの小さなナイフでお値段も1000円前後と手頃です。早速買ってみました。

  先は丸く、波波が歯に刻まれています。お店で買うときに「パン切りにも使用できます。」と書かれたのを見ました。買った翌朝、早速焼きたての小さなフランスパンを切りました。 これが最初にナイフを入れた後です。きっと私の唖然とした顔があったと思います。刃をパンに当てるとすっとパンに入ります。固いフランスパンのクラストが邪魔になりません。底のやや厚めの部分まで力を入れずにすっぱりと切れました。そしてご覧の通り、パン屑が全く出ませんでした。初めてです、「パン屑」が出なかったのは。やっとその時、刃物屋のご主人の書いた「パンナイフ」の記事を思い出しました。

 パンナイフは2本持っています。 40年近く前に買ったこのナイフは、カッティングボードと一緒に求めたものです。木の持ち手には「BREAD」と彫られているのが気に入って買いました。ところが全く切れません。そこで、香港に渡ってすぐ買ったのが見出し写真左の「パンナイフ」です。イタリア製のこのナイフ、30数年、一度も研いだことがありません。私が焼く2斤のプルマンローフをサンドイッチの薄さにスライスするのにもこの包丁1本でやってきました。大層満足なナイフです。自分が「これだ。」と思う1本ですから、「パンナイフ」に脇目を振らずにきました。このナイフで小さなフランスパンを切ると、屑は出ます。焼きたてを切るので中の柔らかいクラムを時には潰します。それを当たり前と思っていたのに、「ビクトリノックス」の「トマトベジタブルナイフ」が目を覚ましてくれました。

 食パンブームの日本、「パンナイフ」も注目があるのだと思います。「トマトベジタブルナイフ」では流石に「プルマンローフ」を切るには刃渡りが短すぎます。調べると「ビクトリノックス」の「パンナイフ」があります。お値段が4000円ほどです。他の刃物メーカーの「パンナイフ」が10000円近くするのに比べるとお安いナイフです。「パン屑」が出ないナイフ、すっとパンに滑り込むナイフ、買おうかどうか思案します。

 考えてみれば、「トマトベジタブルナイフ」でまだトマトを切っていません。先日作った「レモンマーマレード」の皮を千切りにする時にもこのナイフはいい仕事をしてくれました。軽くて、グリップもしっかりしています。持ち手の色も選べば赤や黄色ブルーとたくさんあるようです。この小さな「ビクトリノックス」の「トマトベジタブルナイフ」お勧めできる一品です。

 

コメント (2)
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