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『野菜探検記』 盛口満 2009年 木魂社
ゲッチョ先生こと、盛口満の楽しい野菜博物談義です。
植物はもちろん「生き物」。
食べられまいとして様々な防御法を備え、
多くの植物は毒を持っている(ケミカル ディフェンス)というのは聞いたことがありましたが、
トマトやキュウリも初めのころは毒(薬)だったそうです。
「野草」を改良し、解毒方法を工夫し、
よりおいしいものを、たくさんつくるための、命をつなぐための、
長い長い先人の努力は、すごいとしかいいようがありません。
毒草を食べる虫を見ると「蓼食う虫も好き好き」なんて言いますが、
なんと、例えばアゲハチョウから見れば
キャベツを食べる「モンシロチョウ」や「ヒト」は毒を平気で食べている変な生き物、
になるらしいです。
犬や牛にはタマネギは毒です、またネズミには人参も毒だそうです。
「蓼食う虫」とはヒトのことです。