マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

な・ま・こ!!!

2013-02-14 | Weblog
丹後の海のナマコ(海鼠)を2匹(?)いただきました。
勿論、生きているナマコです。
さてどうやってさばけばいいのか、、、

ガラスのボウルに入れて先ずは観察…
触ると触手を引っ込めてましたが、
取り上げようとしたら、小さな触手に吸盤のようなものがあるらしく、
ボウルに張り付いてなかなかとれません。
ピリピリとはがして手の平に載せると丸くなりました。
(写真は2枚とも同じナマコです)
ガラスのボウルに戻して見ているとゆっくりと触手を伸ばし、
細長くなって、U字型になったり、S字型になったり、向きを変えて回ったり、
家の中の一番寒い廊下にいてみんなで時々のぞき込んでは「生きている!」
なんだかサンショウウオでも飼っている気持ちになります。



背と腹は柔らかさが違います。
はじめての感触と不思議な生き物にちょっとばかり魅せられてしまいました。

触手?を伸ばしているところにそっと近づいてみました。
ガラスボウルに張り付いている口?はイソギンチャクみたい、
ヒトデやホヤにも似ています。

刻々と色や形を変えるので見あきません。
でも海の生き物を、飼うのは無理です。
ネットでさばき方を教えてもらって、頑張ってさばきました。
ナマコには心臓がなくて赤い血が流れていないので少し気が楽です。
どちらが入口でどちらが出口かわかりませんが、
両端を切り落としたとたん、水が噴き出て、
全体がカチーンと固くなりました。
内臓は塩漬けにすれば、珍味の「このわた」、でもそれは遠慮して、
中をきれいに洗い流して、
塩もみして、また流水できれいに洗って、
酢につけてしばらくおいてから取り出して、大根おろしを載せて、
醤油をたらして、レモンを添えれば、
お酒にぴったり、ナマコの一品が出来ました。
久しぶりのこりこりのなまこ、コラーゲンの塊だそうです。
海の味です。
とっても美味しゅうございました。
ナマコさんありがとう。

お餅をついたら、大抵半分丸めて残りの半分は「なまこ餅」にします。
土蔵などに使われる「なまこ壁」というのもあります。
火鉢の持ち手のための穴の形は「ナマコ形」
昔は今よりナマコは身近だったのでしょうか?
またまたいろいろ知りたくなってきました。



コメント
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