マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

映画は自由をめざす

2014-11-22 | 映画
『自由と壁とヒップホップ』
  ジャッキー・リーム・サローム監督

新聞を見ていたら、ずっと見たいと思っていた映画のお知らせを見つけました。
主催は「ヒューライツ大阪(アジア太平洋人権情報センター)」で
上映場所は大阪の十三(じゅうそう)のミニシアター「第七藝術劇場」。
ヒューライツ設立二〇周年記念事業として一週間人権に関する映画が連続上映されます。
第一日目が『自由と壁とヒップホップ』です。
十三も前から行ってみたかった場所なので、チャンスとばかり行ってきました。
『自由と壁とヒップホップ』は
パレスチナ人のラップミュージシャンのドキュメンタリーです。
イスラエル領内のパレスチナ人は差別され、テロリストか、さもなくばゴミの様に見られ、
家を奪われ土地を奪われ、あらゆる自由を奪われ、日常的に暴力に晒されています。
でも、彼らはその暴力に対して暴力ではなく音楽の力を信じて国境や人種や性の壁を乗り越えようとしています。
貧困の中で長く続く占領と差別に打ちのめされ希望を失ないかけている人にラップで夢を語りかけます。
商業化されたヒップホップとはまるで違う音楽です。
不思議なアラブの言葉と(日本語に翻訳された歌詞はくっきり読みやすく画面に表示されます)
どこか哀愁のある音がずんずん心に響いて来て、泣きたくなりました。
素晴らしい映画でした。
会場の「第七藝術劇場」もいい雰囲気の劇場でした。
世界各地の話題作やマイナーな映画やB級の映画や様々な映画をとりあげて上映しています。

緑のドアはエレベーター、「第七藝術劇場」は6階でした。

「第七藝術劇場」は十三駅から徒歩五分位、
短い距離ですが十三はとても大阪っぽい(と私が思っている)町でした。
道が直角に交わっていなくて、三差路、五差路、六差路とかになっていて、
うっかり違う道を歩くと遥か遠くへ行ってしまいそうで愉快です。
生活路と歓楽街が入り乱れているところも大阪らしい。
アーケードにシャッターが降りているところは無くて、
コロッケなどのお惣菜や日用品を売る店も賑わっています。
写真は十三の古めかしい構えの粟おこしやさん。

母が30年位前に十三の小さな店で豚まんを何度か買ったら
とても美味しかった、と言っていたので探してみたら有りました。
酒まんじゅう屋さんの前も素通りできません。
今夜は母と2人、夕食にプラスして豚まんと酒まんじゅうも食べたのでお腹がはちきれそうです。
粟おこしまでたどり着けませんでした。

ご馳走さま、美味しかった。







コメント
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