「カライモ・ブックス」という名の上京区の小さな古本屋さんで、
在ブラジルの記録映像作家・岡村淳の「アマゾン水俣病」(全3部作)を観て来ました。
飲み物を飲みながら(私はビールを)休憩や岡村淳の報告等を交えてでしたので、
3時間半くらいの長い時間も苦になりませんでした。
映画は20年位前の記録です。
アマゾンの支流に住む魚を主食にし、
アマゾン川とともに暮らす人たちが、
上流の金の採掘に使われた水銀を含んだ大量の泥流のせいで、
水俣病の危険にさらされています。
地元に住む一人の医師が、そのことに気付き、
日本の水俣病を調べ学んで、
アマゾンで貧しく、つつましく暮らす住民の健康を守りたいと、たった一人で頑張ります。
映画はその活動を追いかけます。
その医師のやさしさ、誠実さに心打たれました。
日本の水俣病を繰り返してはならない、
なんとか住民に水銀の危険なことを知ってほしい、
食物連鎖のことも知ってほしいという思いでアマゾンの奥地にも出掛けて行きます。
映画の撮影後、残念ながらその医師は亡くなり、
彼の意志をつぐ医者は今のところ知らないと、岡村氏は語っていました。
金の採掘は一時ほど盛況では無くなったそうですが、
また別の形の開発が大規模に始まり、
住民は今度はまた別の被害をこうむる、
そしてまた、企業の都合でそのプロジェクトが放棄され、
新たな金儲けを目論む企業がやって来る。
貧しく弱い者の悲鳴など聞く耳を持たない、
世界中どこへいっても理不尽なことばかり。
しかし、この映画の医師のような人がいることは希望です。
ここには価値ある世界があります。
在ブラジルの記録映像作家・岡村淳の「アマゾン水俣病」(全3部作)を観て来ました。
飲み物を飲みながら(私はビールを)休憩や岡村淳の報告等を交えてでしたので、
3時間半くらいの長い時間も苦になりませんでした。
映画は20年位前の記録です。
アマゾンの支流に住む魚を主食にし、
アマゾン川とともに暮らす人たちが、
上流の金の採掘に使われた水銀を含んだ大量の泥流のせいで、
水俣病の危険にさらされています。
地元に住む一人の医師が、そのことに気付き、
日本の水俣病を調べ学んで、
アマゾンで貧しく、つつましく暮らす住民の健康を守りたいと、たった一人で頑張ります。
映画はその活動を追いかけます。
その医師のやさしさ、誠実さに心打たれました。
日本の水俣病を繰り返してはならない、
なんとか住民に水銀の危険なことを知ってほしい、
食物連鎖のことも知ってほしいという思いでアマゾンの奥地にも出掛けて行きます。
映画の撮影後、残念ながらその医師は亡くなり、
彼の意志をつぐ医者は今のところ知らないと、岡村氏は語っていました。
金の採掘は一時ほど盛況では無くなったそうですが、
また別の形の開発が大規模に始まり、
住民は今度はまた別の被害をこうむる、
そしてまた、企業の都合でそのプロジェクトが放棄され、
新たな金儲けを目論む企業がやって来る。
貧しく弱い者の悲鳴など聞く耳を持たない、
世界中どこへいっても理不尽なことばかり。
しかし、この映画の医師のような人がいることは希望です。
ここには価値ある世界があります。