マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

岩国が・・・

2017-06-24 | Weblog
私は小学1年生から6年生の1学期まで岩国で暮らしました。
その岩国が大変なことになりました。

(上の写真は岩国港の待合室のポスター)
岩国出身の現市長は、岩国を米軍の要求通りに使うことを受け入れ、
ついに岩国は、極東最大の米軍の空母艦載機の基地になるというのです。
財政的には豊かな和木やさらに周防大島も交付金を受け取り、容認したそうです。

なぜこんな人間を市長や町長にするのだと、
怒りに震えますが、
日本を、アメリカのやりたいようにしてくださいと、嬉しそうに、
トランプと、握手してきた、安倍晋三を、首相にしている、
日本人の一人である私、なわけで、
岩国市民のことをどうこう言うことはできません。

岩国に住み、
基地反対闘争を続けてきた人たちの、
口惜しさと絶望は想像もできないほど大きなものだと思います。

岩国は瀬戸内海に面し、石油化学工場が連なっています。
基地はそんな工場地帯に並ぶように、海を埋め立てて建設されています。

私の父も技師としてコンビナートで働いていました。
社宅に住んでいて、遊具のある公園もその中にあったので、
学校との往復以外には、社宅の外に出ることはほとんどなくて、
駅の方へ出かけた時とか、
何かイベントの時以外はアメリカの軍人の姿を見ることはありませんでした。
でも、子ども心に、
戦争で負けたからしょうがないけど、
いつかアメリカ軍はこの町からいなくなるだろうと思っていました。
それなのに、
それどころか、
岩国はとんでもないことになってしまったのです。

数年前に岩国に行って岩国港近くのホテルに泊まりました。
写真はすっかりさびれた岩国港、

ホテルの部屋の窓から、コンビナートのはしっこが見えました。
岩国は山口県ですが、
工場は広島県にまたがって延々と続きます。

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福田市長は「多くの国民は日米安全保障体制の下で、
在日米軍と自衛隊の連携による抑止力の必要性を理解している。
熟慮の結果、私はこれを受け入れることにする」と述べた。

岩国基地には現在、米海兵隊の航空部隊約70機が所属。
日本政府の説明では、厚木基地所属の米海軍の戦闘攻撃機2部隊が11月以降、
電子戦機1部隊と輸送機1部隊が来年1月ごろに移駐を始める。
全体で早期警戒機を含む約60機が移駐し、
米軍関係者は約6600人から約1万人に膨らむ。
(6月23日、朝日デジタル)

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米軍再編費用、住宅、保養施設などすべて日本が負担。
つくづく日本はアメリカの植民地なのだ・・・。



コメント
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