綿・ワタ
2021-05-25 | 自然
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去年畦道で拾ってきたワタの実から種を取って植えてみました。
なかなか発芽しないので、ダメだったかなと思っていたら、
数カ所から、芽が出てきました!!!
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昔、柳田国男の「木綿以前のこと」を読んだとき、
木綿が普及するまで、
日本には「ほこり・埃」というものはほとんどなかった・・・、というようなことが書いてあって、びっくりしました。
麻や葛など(貴族は絹の衣類をまとっていたようですが)は「ほこり」がほとんど出ないそうです。
「わたぼこり」と言いますもんね!
それにしても、蚕から絹糸をとるのも、葛から糸をとるのも、麻から糸を紡ぐのも、
そして、ワタの実から、綿を紡いで染めて織るのも、全部手作業!
どんなに大変な仕事だったか・・・
今はほとんどの作業を機械がやってくれているにしても、
やっぱり大変な仕事だな、と思います。
アオイ科で花もきれいだそうです。
大きくなあれ!