海へ、先日行った時、小潮で引き潮でした。
大潮の満潮時の海の様子も見たくて、
カレンダーで潮の日時を確かめて、長靴を履いて、またまた出かけました。
釣り人の姿もなく、水平線もぼんやりとして、波の音だけが響いていました。
歩いた砂浜はすっかり水の中に隠れてしまっていました。
時折雨が降ったり、薄日がさしたりの空模様でした。
今回は、笹笛川とは反対側の、秡川の河口へも行ってみました。
ヨシ?が生い茂り、船溜まりがあって、ハマボウの大きな群落があり黄色い花がいっぱい咲いていました。
写真では分かり難いのですが、ハマボウは高さ2~3メートルくらいの木で大きく横に広がっていて、花は、フヨウやムクゲによく似ています。
帰ってからネットで調べてみると、今ではハマボウの群落はとても減っていて、
三重県でも絶滅危惧II類に指定されています。
大阪ではすでに絶滅となっています。
また砂浜一面に、茎を縦横に伸ばし藤色の花をたくさんつけている草は、調べてみたところハマゴウのようです。
かつては生薬や線香などに、広く利用される植物だったそうです。
(名前がそっくりでこんがらがる!)
海の反対側、防波堤に沿った木々の間から、墓地が見えました。
砂を盛り上げて作られているように見えます。墓石の様子も配置も珍しく感じました。
曇り空の夕暮れも美しい。
家に帰り着く頃、空にはぼんやりと丸い月が出ていました。
あんな遠くの小さなお月さんが潮の満ち引きをつくっている! なんてすごいことでしょう。
月がなくて、月の引力が無かったら、そして風が吹かなかったら、海に波は生まれません。
波の無い海に、生命は育まれなかったかもしれない・・・