2022年に、環境省が中大型哺乳類分布調査をしています。
『タヌキ・キツネ・アナグマは日本の在来種であり、文学作品の
題材となるなど、歴史的に日本の文化と深いかかわりを持っている・・・』
ということで、3種の分布調査が行われました。
その結果日本の各地でタヌキが一番多くて、
アナグマの数はタヌキの半分くらい、キツネは、そのあいだくらい、生息していると推定されています。
狸汁はアナグマのことで、タヌキは肉は少なく不味い、とか
アナグマのことをムジナと呼んだり
狸とアナグマは昔から混同されてきたようですが、
どちらも身近な存在だったことは確かです。
狐は神様のお使いとして、巻物などを咥え、油揚げをそなえてもらい、お稲荷さんとして親しまれ、
狸はお酒の徳利をぶら下げて、庭や玄関先の置物になって愛されている、
面白いことです。
ところで、タヌキのことを色々考えていたら、ちょうど新聞のスーパーの折り込み広告に
各地の銘菓祭り、として小さな写真があってそこに「たぬきまんじゅう」というのが出ていたのです。
・・・買いに行ってきました。
饅頭は思ったよりさらに小さくて、えっと思いましたが、
食べてみると、小豆餡を白あんでくるんであって、なかなか濃厚な饅頭でした。
四国のお菓子です。
四国にはタヌキを祭った祠がたくさんあるそうです。
たぬきまんじゅうを食べながら、我家の畑にやって来るタヌキ除けについて思案中。
上はタヌキに掘り返された畝
畝の上にキラキラテープを張ってみました。
殆ど風が無くても揺れてきらきら光ります。
2日経って、意外に効果があるようです。
ところで東京で「たぬきうどん」といえば「天かすが載ったうどん」のことです。
大阪では「たぬき」といえば「甘く煮た揚げが載ったそば」のこと、
京都では「たぬきうどん」といえば「甘く煮て刻んだ揚げを載せたあんかけうどん」のことです。
私は「たぬきそば(刻み揚げをタップリ載せたあんかけ蕎麦)」が大好きです。