マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

絵馬

2013-01-10 | Weblog
神社に行くと古い絵馬を見るのが楽しみです。
もう絵が判別できないほど古いものがそのまま掛けてあることもあります。

先日東山安井の金比羅さんに立ち寄りました。
近くの服地屋さんに急いで行きたかったのでその日は絵馬館には入りませんでしたが、
外にかけてある絵馬だけはしっかり見てきました。
安井の金比羅さんは縁切り寺で有名だそうで、
パワースポットとしてどのガイドブックにも載ってるそうです。
流行というのはおもしろいものです。
多くの若い人たちが縁切り石の穴をくぐるために並んでいました。


絵馬の歴史は古くて、
形も材質も絵柄も変化に富んでいます。
明治になって、神道国教化政策によって、神仏分離政策が強制され、
呪術的な要素のあるもの、仏教的なもの、
民間信仰によるものは撤去されたり、焼かれたりして排斥されました。
日本の庶民の心の歴史の証ともいえる絵馬はほとんど失われてしまったのです。
でも江戸時代に奉納された立派な絵馬はこっそりと残されたり、
なによりその精神は何事もなかったのように甦って、
今では神社に行けば様々な絵馬が花盛り、
原始宗教的?といえなくもない願いが絵馬に込められています。

絵馬館



様々な絵馬が絵馬館の外に吊るしてありました。

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