蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

自立について

2008-11-23 | 読む人々には興味ない話
自立には、経済的自立と精神的自立がある。
自立に必要なものは、健全な心と、お金。
そのなかで、まずは、「お金を得ること」の意味、目的、大切さを知ること。
得たお金は、何に使われているのか、整理してみた。

【基本編】
お金を払って行うこと(得ること)・・・自分では出来ないことをやってもらう。
衣食住費、光熱費、税金、通信費、運賃、医療費、教育費、生活支援関連など

お金を得るための行為・・・おもに仕事
専門分野、一般分野
自営、正社員、派遣、パート、アルバイト、お手伝い
相続、贈与、不労所得

得る金額も、払う金額も、人それぞれ、差がある。
一般的には、収入額が多いと、支出額も多い(生活水準が高い)
収入額が低いと、支出額も低い(生活水準が低い)
能力による差、階層による差も含め、
今は、格差社会が社会問題にもなっている。


【余裕編】
お金を払って行うこと・・・娯楽費、サービス料
自分は、お客様。ちやほやしてくれる。ガマンしなくていい。
成果や結果は、求められない。

お金を得るための行為・・・仕事
お金を払う人が、お客様。ご機嫌を取らないといけない。
お金のために、嫌なことでも辛抱する。
試練、鍛錬の場にもなる。

例えば、お金を払って趣味のことをすると楽しいが、
趣味の分野でお金を得ようとすると、その道のオーソリティでなければいけない。
イバラの道。
お金を得ようとすると、大変なのだ。

娯楽にも、高くつくものと、そうでもないもの、いろいろある。
比較的高くつくもの
高額旅行、高価なショッピング、高くつくお稽古、高くつくイベント、
際限ないギャンブル、サロン的お付き合い、高くつく趣味、高いお店での飲食
比較的安くつくもの
低額旅行、廉価なショッピング、スポーツ、アウトドア、釣り、読書、映画、展覧会、
安めのテイクアウト、市民サークル、安くできる趣味、自宅または安いお店での飲食

欄外として
嫌なこと、したくないとこと、できないことは、お金を払って、自分に代わって人にしてもらう。
→家事代行、介護、保育

セレブ→お金持ち、成功者
いろいろな欲求を、お金を払って満たす。
満たされる欲求のレベルは高く、支払う対価に比例する。
庶民はガマンしていることも、涼しい顔で実行できる。
妬まれる。(麻生さん発言も、このあたり、ヤリダマに。。。)

セレブを夫や親に持つ妻・子供は、自動的に妻・子供もセレブ。
一般の女性が一生懸命労働して稼ぐお金よりも、うんと多いお金を、ダンナさんからいただく。
セレブ的優雅な暮らしを否定するのではなく、憧れる人もいるだろうが、
そういう人は、そこそこ今の生活に満足している人。
さらにステップアップを夢見て、憧れる。または、ライフスタイルを参考にする。
あるいは、心を豊かにする工夫を心がけ、モノと心の均衡を保ち、バランスをとる。

ダンナさんが、お金持ちではないと、生活は厳しい。
男性も同じこと。
自分が働いて得たお金も生活費に。きちきち、カツカツの暮らし。
必死で頑張っていても、先が見えない、不安がぬぐえない、余裕もない。
そんなときに、無神経に優雅な暮らしぶりを見せ付けられると、
きっと反感を買う人もいるだろう。

不公平。
社会の閉塞感。行き詰まった政治、経済。深刻な不景気による、雇用状況の悪化。
厚労省の元お役人と家族が殺傷された事件も、そういう背景があると言われている。

勝ち組、負け組みも、オセロゲームのように、翌日には逆転。
ただし、逆転して勝利を得ても、未来永劫に持続する保障はない。
本当に不安な世の中である。

自立した生き方とは・・・と、私なりに考えてみた。
そういう不安要素を抱える社会の中で、自分の立ち位置を熟知すること。
そこから始まると思う。
社会の荒波の中で、どう泳ぐか、そのコツを掴むには、失敗も必要だ。
がむしゃらに頑張る人、余裕で頑張る人、頑張らないけれど、現状に満足している人、
頑張ってるけれど、頑張れない人、頑張らなくて、不満爆発の人・・・。
自分は、どういう種類の人なのか?
どうして、その立ち位置なのか?

「自分のまわりは皆、自分と同じようなことを言ってるし、してる」
と、小さな範囲、楽な基準だけで自分を正当化する。
類は友を呼んでいることに気付いていない。
そのあたりの出発地点が、かなり重要なターニングポイントだ。
まわりに流されるのが、普通だ。
誰だって楽なほうがいいに決まっている。

自分はどういう立ち位置にいたいか。
諦める前に、まず目標を立てること。小さなカンタンな目標でもいい。
流されて生きるのと、意識して生きるのとでは、全然、違うと思う。


今、幸運にも、なんの不安なく、ゆるぎない立場で、自立して生きておられる方々には
全然関係ない話となりました。
でも、そこに行くまでの努力、維持する苦労は、あるはずです。

私は、いつも、不安定。ゼロを意識して生きています。