蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

またもや、暑い中・・・Good-bye.

2010-08-02 | 
昨夜、電話が鳴った。
義母からだ。
酷暑ゆえか、またもや訃報。

喪服をクリーニングに出す直前だったので、ぎりぎりセーフ、
と胸を撫で下ろしたのも束の間、
あの暑苦しい喪服、もう限界いっぱい、いっぱい。
今日あたり、夏用の喪服を買おうと、本気で考えている。

告別式はおそらく、明日か、明後日だろうから、それまでには間に合うはず。

クリーニング代を浮かすには、一昨日、法要に来た喪服をそのまま着ればいいのだが、
あの、暑さ、汗びっちょり、通気性のない喪服の、拷問のような
めまいがしそうなほどの気分の悪さを考えると、夏専用喪服を買ってもいいかも。

自分のところで、お葬式を出す可能性だってあるし、
来月は法要(33回忌)を取り行う予定なので
あんな喪服で、カンカン照りのお墓に行けば、・・・う、う、う・・暑すぎ・・・
考えただけで、暑すぎて、逆に、寒イボ、鳥肌・・・


この度、亡くなった親戚は、入院中だったはず。
酷暑といっても、病院には影響はないはずなのに。
亡くなるにも、季節を選んでほしい。(無理だろうけれど)
そう言えば、私の祖母の命日は、お盆。(同じく、暑い盛り)
仮に祖母の命日は忘れたとしても、
他のご先祖サマとついでに供養してもらえて、わかりやすい・・・
(控えめな祖母らしい計らい、とも言える・・・)


こんな酷暑のど真ん中に亡くなるなんて、親戚泣かせ。
また、法要とか、近々あるとすると・・・考えただけでも、暑い・・・

人が亡くなるのは、その家族にとっては、それはそれは大変なこと。
が・・・こんなことを言っては、罰あたりマチガイナシだが・・・
話をしたこともない、遠い親戚、
(と言っても、法事の時には顔を合わせたことはあるが。
顔を見るのは、葬式と法事の時のみ)


お付き合いって、大変だ。
こんなに心がこもってなくてもいいの?
ビジネスライクな気持ち。(ビジネスのほうが、まだ、アツイ)
お互い様か。
互助、冠婚葬祭お付き合い。仲良し親戚連合。

葬儀を近親者のみで行う場合も、親戚だから、近親者に入るのだろうか。
密葬だと、参列しなくていい、ラッキー、というわけにはいかないのか?
暑い中、ほとほと、うんざり。
お互い様、ということで、皆さん、我慢して、大変な中、お付き合いされている。


親戚って、なに?
葬式のお付き合い。
「冠婚葬祭」のうち、「冠祭」は抜け、「婚」も最近は、シンプルになっているし、
核家族に家族形態は移行し、どんどん、感覚が変わってきている。

本当に近い、日頃、お付き合いしている親戚だけでいいのではないの?
と、思うのだが、義母や夫は、親戚「命」、家「命」。
お付き合いしているご本人は、暑さでマイって、列席できないので、
葬儀出席のお鉢が嫁に回ってくる。
嫁となると、従わなければいけないようだ。が。。。。

ミンミンゼミが、ジージー、ガーガー鳴くなか、行ってまいります。
こんな気持ちで、葬儀に出席している人、どれだけいるんだろう。

あるお方のブログにあったような、
列席している人々の喪服の質の好し悪しをチェックして、
家の格を確かめるような嗜好も余裕も、今の私には全くない。

もういいんじゃないかって、思う。
家の格って、そんなところで競って、それが価値観の全てだなんて。
高度成長期世代の私には、理解できません。
住む地域、風習にもよるのだろうけれど、
私は、風通しのいい、新しい気風の町に住んでいるので、
住民同士の、今のサバサバしたスタイルは気に入っている。
が、その地域にも今や、老齢化の波が押し寄せ、必要に応じて、
地域で連帯して、助け合い・互助システムの動きも新たに起こってきているようだ。

江戸時代みたいに、自分が住む場所を決める権利がない時代ならいざ知らず
自分の価値観や、考え、感性にあう土地に、自分で選択して住みたいものだ。
実際には、各々、諸々の事情によって、困難な場合も多いだろうけれど。


とりあえず、人の死は、厳粛なもの。
暑いから、そして、喪服が超・不快で、ぶつくさボヤいているけれど、
心を引き締めて、参列してまいります。


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