「万引き家族」を観た。
映画は国際的な賞を取ったりして、是枝監督は賞賛された。
とても面白く、こころに残った。
ある人、Aさん(見知らぬ女性)の、「万引き家族」の感想を読んで、妙に共鳴した。
その感想は、感情移入できない、というものだった。
是枝監督は、ちゃんとした家庭に育っているから、変で妙な家庭を描くにあたって、作り物感が漂っている、とのこと。
なるほど、、、確かにそう言われたら、、、
感情移入できなかったAさんの話では、Aさんの家族観が是枝監督の投げかけたものと、微妙にズレを感じ、彼女自身は家族の外に自分を見出していた背景があった。
わたしは役者さんたちの演技に魅入った。
特に安藤サクラ。自然な演技。
自然に見せるには相当な演技力があるのだろう。
さすが、サラブレッド。血は争えない。
何度も頬に涙が流れ伝った。
台本はなくアドリブなのではないかと思うシーンも何箇所かあった。
それと男の子のイケメン子役。
が、実際のところ、ストーリーの深い部分は、実は大して感動していないと思う。
問いかけられ、揺さぶられたのであって、自分の答えは明確ではない。
わたしの独特なキャラは、生い立ちや環境が大きく影響しているのではないだろうか。
幸せな家庭で育ってきているが、孤独感は誰にでもある。
小学校高学年ぐらいから、家の外に自分らしさや安らぎを求めていた。
家の中では、別の自分がいた。
その理由はなんだろう?
家では自分を出せなかった。
高圧的な両親の前では萎縮し、おとなしくしていた。
外に行くと、のびのびして楽しんでいた。
どこの誰にでもあることだろう。
なので、「家族の絆」と安っぽく使われても別に不快感はない。
絆を感じる程の悲劇や不運には見舞われなかったのは、幸運である。
ただ、ほんの少しだけ、普通の人には経験できないことを経験している。
それはおそらく一生、口を噤み続けることをだろう。
それをエネルギーの根幹、源にし、負の情熱を燃やし続ける宿命を背負っている作家なんぞではないので、いたって快適な、楽々ど素人である。
映画は国際的な賞を取ったりして、是枝監督は賞賛された。
とても面白く、こころに残った。
ある人、Aさん(見知らぬ女性)の、「万引き家族」の感想を読んで、妙に共鳴した。
その感想は、感情移入できない、というものだった。
是枝監督は、ちゃんとした家庭に育っているから、変で妙な家庭を描くにあたって、作り物感が漂っている、とのこと。
なるほど、、、確かにそう言われたら、、、
感情移入できなかったAさんの話では、Aさんの家族観が是枝監督の投げかけたものと、微妙にズレを感じ、彼女自身は家族の外に自分を見出していた背景があった。
わたしは役者さんたちの演技に魅入った。
特に安藤サクラ。自然な演技。
自然に見せるには相当な演技力があるのだろう。
さすが、サラブレッド。血は争えない。
何度も頬に涙が流れ伝った。
台本はなくアドリブなのではないかと思うシーンも何箇所かあった。
それと男の子のイケメン子役。
が、実際のところ、ストーリーの深い部分は、実は大して感動していないと思う。
問いかけられ、揺さぶられたのであって、自分の答えは明確ではない。
わたしの独特なキャラは、生い立ちや環境が大きく影響しているのではないだろうか。
幸せな家庭で育ってきているが、孤独感は誰にでもある。
小学校高学年ぐらいから、家の外に自分らしさや安らぎを求めていた。
家の中では、別の自分がいた。
その理由はなんだろう?
家では自分を出せなかった。
高圧的な両親の前では萎縮し、おとなしくしていた。
外に行くと、のびのびして楽しんでいた。
どこの誰にでもあることだろう。
なので、「家族の絆」と安っぽく使われても別に不快感はない。
絆を感じる程の悲劇や不運には見舞われなかったのは、幸運である。
ただ、ほんの少しだけ、普通の人には経験できないことを経験している。
それはおそらく一生、口を噤み続けることをだろう。
それをエネルギーの根幹、源にし、負の情熱を燃やし続ける宿命を背負っている作家なんぞではないので、いたって快適な、楽々ど素人である。