夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

アカデミー賞、受賞したのはこんな人〈主演女優編〉

2004年03月04日 | 映画(番外編:映画とこの人)
こちらは初ノミネート、初受賞となった『モンスター』のシャーリーズ・セロン。
LUXのCMなどにも出演していますね。
この人も役作りのためにめちゃめちゃ太り、レズビアンの連続殺人鬼を演じて根性の受賞。
眉毛がないと怖いのよ、ホンマ。

ファッション・モデルあがりの人は裸になることにあまり抵抗がないと言いますが(ホント?)、
この人もモデルあがり。脱ぎまくってます。

『ディアボロス 悪魔の扉』(1997)では
アル・パチーノに洗脳されて「仕事」にハマってゆく夫の傍らで徐々に正気を失う美貌の妻役。
無数の切り傷を負った素っ裸姿でキアヌ・リーヴスの前にあらわれます。

『サイダーハウス・ルール』(1999)は
リンゴ園の収穫人の宿舎サイダーハウスを舞台にした物語。
この宿舎で暮らす青年と恋に落ちる役。
主演は『シービスケット』(2003)のトビー・マグワイア。
彼とのラブシーンでセロンはやっぱり脱いでます。

今回、『パイレーツ・オブ・カリビアン』で主演男優賞にノミネートされていた
ジョニー・デップの妻を演じたのは『ノイズ』(1999)。
宇宙から帰還した飛行士である夫の異変に気づいた彼女は
これまた恐怖におののいて、おかしくなってゆきます。

『裏切り者』(2000)でも悲しい運命の娘。
故リバー・フェニックスの弟で、
兄とはちがった路線で花を咲かせているホアキン・フェニックスの恋人役。
彼女は過って殺されてしまいます。
ここでも、脱ぐ、脱ぐ。

ほかにも天才ゴルファーをマット・デイモンが演じた
『バガーヴァンスの伝説』(2000)や、ロバート・デ・ニーロと共演した『ダイバー』(2000)など、
大物や若手人気上昇中の俳優と共演していること多数。

私は『ミニミニ大作戦』(2003)の格好いい彼女が好きです。
やっと添え物的な役から主演女優になれたという感じがします。

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アカデミー賞、受賞したのはこんな人〈助演女優編〉

2004年03月04日 | 映画(番外編:映画とこの人)
さて、助演女優賞は『コールド・マウンテン』のレネー・ゼルウィガーが受賞。
ショーン・ペンはオスカーなんて興味ないだろうと思いましたが、
ゼルウィガーは「悲願」だったでしょう。なんとなく。

授賞式当日、ムービープラス・チャンネルで
『アカデミー賞授賞式直前LIVE』を放送していました。
クリス・ペプラーとともにナビゲーターを担当していたさとう珠緒が
「レネー・ゼルウィガーさんはコミカルな役が多かったですものね」とコメントしてましたが、
コミカルな役はそんなに多くないっつうのよ。

トム・クルーズと恋に落ちる子持ちの純粋な母親役を演じた
『ザ・エージェント』(1996)でブレイク。
冒険作家のロバート・E・ハワードの伝記映画『草の上の月』(1996)では、
ロバートと親しくなる教師を彼女が演じています。
『ライアー』(1997)では殺される謎の娼婦役。
この映画の主演は『海の上のピアニスト』(1999)の1900役で有名なティム・ロスでした。

末期癌の母親と娘の関係を取りあげた『母の眠り』(1998)。
ゼルウィガーはニューヨークでジャーナリストとして働く娘の役。
母の看病のために帰郷するものの、
平凡な専業主婦として一生を終えようとしている母に
彼女は敬意を払えない。
死を前にした母と娘の心に触れる、いささか優等生的作品ですが、
母親演じるメリル・ストリープとともに演技の見応えはあります。

コメディエンヌとしての才能を発揮したのは『ベティ・サイズモア』(2000)。
暴力亭主が殺されるのを目の前で見てしまったベティは、
ショックのあまり、アタマが変に。
昼メロの人気俳優が自分に惚れていると本気で思い込んでしまい、
その俳優を追って旅に出る。
かなりブラックなコメディです。

そして大ヒットした『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)。
このとき、役作りのために太りに太ったカラダを、
『シカゴ』(2002)のときにはあんなに美しい体型に戻してしまうなんて、
役者魂ってやっぱりスゴイのでした。

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