『ファム・ファタール』(原題:Femme Fatale)
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:レベッカ・ローミン=ステイモス,アントニオ・バンデラス,ピーター・コヨーテ他
『キャリー』(1976)のブライアン・デ・パルマ監督の最新作。
スリリングな展開と、ほとんど無意味なエロ・シーンに
デ・パルマ健在を嬉しく思い、最後は抱腹絶倒。
フランス、カンヌ映画祭の会場。
『イースト/ウエスト』なる映画の上映イベントに登場したのは
385カラット、1000万ドルの宝石をちりばめられたビスチェに身をまとった
(というのか、ほとんどハダカ)モデルのベロニカ。
このビスチェ強奪を念入りに計画していた一団がいた。
実行犯のロールはスタイル抜群、美しい女性。
カメラマンに扮して会場入りした彼女はベロニカを誘惑し、トイレの個室へと連れ込む。
ラブシーンを演じつつ、ベロニカからビスチェを剥ぎとると、
個室外で待機していた仲間が偽物とすり替えてゆく。
みごと宝石強奪と思いきや、ロールは仲間を裏切って逃走、宝石を独り占めする。
銃撃戦となったトイレでは、負傷した仲間が取り押さえられる。
アメリカに飛んだロールは赤の他人になりすまし、
機内で知り合った裕福な男性と結婚。
7年後、アメリカ大使となった夫に付き添い、彼女はパリに戻ってくる。
裏切った仲間が出所してくるはずの今、
世間に顔を知られると困る彼女は取材をことごとく拒否、
写真を撮られないように用心していた。
しかし、顔をひた隠しにする大使夫人を怪しく思う新聞社が
ニコラスというカメラマンを高額な報酬で雇う。
カネに困っていたニコラスは、姑息な手段で彼女の撮影に成功。
彼女の写真が街中に貼りだされた。
ムショ帰りの仲間から逃げるため、ロールはあの手この手を考える。
彼女を追い続けていたニコラスもその罠にハマり……。
「ファム・ファタール」というのはつまりは「運命の女」で、
レベッカ・ローミン=ステイモス演じるロールには
「これでファム・ファタールかえ?」と賛否両論ありましょう。
しかし、悪女の似合うこと!
音楽は阪本龍一。
ブランドものがわんさか出てくるこの作品に、
音楽がさらなるゴージャスな雰囲気を醸し出しています。
前述の『“アイデンティティー”』と同じく、
「こんなん、アリかよ」などんでん返し。
でも憎めないんだなぁ、この監督。
これは反則でしょん?と思いつつ、
観賞後、妙に爽やかな気持ちになるのはなぜだぁ!
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:レベッカ・ローミン=ステイモス,アントニオ・バンデラス,ピーター・コヨーテ他
『キャリー』(1976)のブライアン・デ・パルマ監督の最新作。
スリリングな展開と、ほとんど無意味なエロ・シーンに
デ・パルマ健在を嬉しく思い、最後は抱腹絶倒。
フランス、カンヌ映画祭の会場。
『イースト/ウエスト』なる映画の上映イベントに登場したのは
385カラット、1000万ドルの宝石をちりばめられたビスチェに身をまとった
(というのか、ほとんどハダカ)モデルのベロニカ。
このビスチェ強奪を念入りに計画していた一団がいた。
実行犯のロールはスタイル抜群、美しい女性。
カメラマンに扮して会場入りした彼女はベロニカを誘惑し、トイレの個室へと連れ込む。
ラブシーンを演じつつ、ベロニカからビスチェを剥ぎとると、
個室外で待機していた仲間が偽物とすり替えてゆく。
みごと宝石強奪と思いきや、ロールは仲間を裏切って逃走、宝石を独り占めする。
銃撃戦となったトイレでは、負傷した仲間が取り押さえられる。
アメリカに飛んだロールは赤の他人になりすまし、
機内で知り合った裕福な男性と結婚。
7年後、アメリカ大使となった夫に付き添い、彼女はパリに戻ってくる。
裏切った仲間が出所してくるはずの今、
世間に顔を知られると困る彼女は取材をことごとく拒否、
写真を撮られないように用心していた。
しかし、顔をひた隠しにする大使夫人を怪しく思う新聞社が
ニコラスというカメラマンを高額な報酬で雇う。
カネに困っていたニコラスは、姑息な手段で彼女の撮影に成功。
彼女の写真が街中に貼りだされた。
ムショ帰りの仲間から逃げるため、ロールはあの手この手を考える。
彼女を追い続けていたニコラスもその罠にハマり……。
「ファム・ファタール」というのはつまりは「運命の女」で、
レベッカ・ローミン=ステイモス演じるロールには
「これでファム・ファタールかえ?」と賛否両論ありましょう。
しかし、悪女の似合うこと!
音楽は阪本龍一。
ブランドものがわんさか出てくるこの作品に、
音楽がさらなるゴージャスな雰囲気を醸し出しています。
前述の『“アイデンティティー”』と同じく、
「こんなん、アリかよ」などんでん返し。
でも憎めないんだなぁ、この監督。
これは反則でしょん?と思いつつ、
観賞後、妙に爽やかな気持ちになるのはなぜだぁ!