『宇宙兄弟』
監督:森義隆
出演:小栗旬,岡田将生,麻生久美子,濱田岳,新井浩文,井上芳雄,
塩見三省,益岡徹,森下愛子,吹越満,堤真一他
車通勤の私、帰り道にシネコンがあるのは便利です。
ずいぶん前から予告編をさんざん目にしていて、
堤真一が出演しているというだけで観たい度がかなり高かった本作。
主演ふたりがカワイイのは当然のこと、濱田岳と新井浩文に笑い、
塩見三省もシブければ吹越満もニクい。森下愛子のもじゃもじゃ頭も見たい。
この面々に『ひゃくはち』(2008)の監督と来れば、観たい度は満点に。
原作は大人気のコミックだそうで。知りません。未読です。
南波六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)は宇宙が大好きな兄弟。
夜な夜な空を眺めていた幼い頃、月へ向かうUFOを目撃し、
いつかふたりで宇宙へ行こうと約束する。
それから20年近くが経ち、弟のヒビトは本当に宇宙飛行士に。
月面ミッションクルーに選ばれた初の日本人となる。
月へと飛び立つ日を目前にして、世界中の注目の的。
一方、兄のムッタは自動車会社に勤務。ちょっと駄目男。
5年間かかりっきりだった車のデザインが見送られ、くさくさ。
そんな折り、ヒビトを悪く言う上司に頭突きを喰らわせてクビに。
再就職の口を探すもままならぬムッタのもとへ、
ある日届いた宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの手紙。
開けてみれば宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格通知。
「ムッちゃんも必ず宇宙飛行士になる」、そう信じるヒビトが、
ムッタに内緒で応募していたのだ。
夢への情熱を失っていたムッタは、幼い頃の兄弟の約束を思い出し、
ライバルがひしめく選抜試験に臨むのだが……。
『ひゃくはち』もそうでしたが、この監督の作品に登場する「ふたり」はいつも◎。
ムッタ役の小栗旬とヒビト役の岡田将生という主演のふたりのほか、
JAXAの職員で選考委員に当たる堤真一と吹越満のふたりも。
ムッタの採用をめぐって揉めるシーンでは、堤真一と吹越満の掛け合いがサイコー。
宇宙飛行士の選抜試験がどんなだか全然知らなかったので、
こんなオソロシイ試験であることにビックリ。
それをくぐり抜けてきた人たちばかりだなんてスゴすぎる。
10日間に渡って、外界と遮断された状態で過ごす、最終選考に残った6人。
その様子はすべて選考委員に生中継され、会話も筒抜け。
堤真一の瞳はまるで少年。キラキラと輝く瞳を見ているだけで、
彼らに夢を託す気持ちがよぉくわかります。
吹越満が中盤から見せる優しい笑顔も印象的でした。
ヒビト生還で盛り上げるつもりかと思っていたら、
そこは意外にあっさりで、その点も好感が持てました。
なんだかクサイけれど、少年の気持ちのままの男どもがここにはいっぱい。
笑いと涙をほどよく織り交ぜながらぽんぽんと見せてくれます。
選抜試験の面接で、別の受験者が語った「小説の持つ力」に
まったく同意であることも付け加えます。
監督:森義隆
出演:小栗旬,岡田将生,麻生久美子,濱田岳,新井浩文,井上芳雄,
塩見三省,益岡徹,森下愛子,吹越満,堤真一他
車通勤の私、帰り道にシネコンがあるのは便利です。
ずいぶん前から予告編をさんざん目にしていて、
堤真一が出演しているというだけで観たい度がかなり高かった本作。
主演ふたりがカワイイのは当然のこと、濱田岳と新井浩文に笑い、
塩見三省もシブければ吹越満もニクい。森下愛子のもじゃもじゃ頭も見たい。
この面々に『ひゃくはち』(2008)の監督と来れば、観たい度は満点に。
原作は大人気のコミックだそうで。知りません。未読です。
南波六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)は宇宙が大好きな兄弟。
夜な夜な空を眺めていた幼い頃、月へ向かうUFOを目撃し、
いつかふたりで宇宙へ行こうと約束する。
それから20年近くが経ち、弟のヒビトは本当に宇宙飛行士に。
月面ミッションクルーに選ばれた初の日本人となる。
月へと飛び立つ日を目前にして、世界中の注目の的。
一方、兄のムッタは自動車会社に勤務。ちょっと駄目男。
5年間かかりっきりだった車のデザインが見送られ、くさくさ。
そんな折り、ヒビトを悪く言う上司に頭突きを喰らわせてクビに。
再就職の口を探すもままならぬムッタのもとへ、
ある日届いた宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの手紙。
開けてみれば宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格通知。
「ムッちゃんも必ず宇宙飛行士になる」、そう信じるヒビトが、
ムッタに内緒で応募していたのだ。
夢への情熱を失っていたムッタは、幼い頃の兄弟の約束を思い出し、
ライバルがひしめく選抜試験に臨むのだが……。
『ひゃくはち』もそうでしたが、この監督の作品に登場する「ふたり」はいつも◎。
ムッタ役の小栗旬とヒビト役の岡田将生という主演のふたりのほか、
JAXAの職員で選考委員に当たる堤真一と吹越満のふたりも。
ムッタの採用をめぐって揉めるシーンでは、堤真一と吹越満の掛け合いがサイコー。
宇宙飛行士の選抜試験がどんなだか全然知らなかったので、
こんなオソロシイ試験であることにビックリ。
それをくぐり抜けてきた人たちばかりだなんてスゴすぎる。
10日間に渡って、外界と遮断された状態で過ごす、最終選考に残った6人。
その様子はすべて選考委員に生中継され、会話も筒抜け。
堤真一の瞳はまるで少年。キラキラと輝く瞳を見ているだけで、
彼らに夢を託す気持ちがよぉくわかります。
吹越満が中盤から見せる優しい笑顔も印象的でした。
ヒビト生還で盛り上げるつもりかと思っていたら、
そこは意外にあっさりで、その点も好感が持てました。
なんだかクサイけれど、少年の気持ちのままの男どもがここにはいっぱい。
笑いと涙をほどよく織り交ぜながらぽんぽんと見せてくれます。
選抜試験の面接で、別の受験者が語った「小説の持つ力」に
まったく同意であることも付け加えます。