『ザ・ビッグハウス』(原題:The Big House)
監督:想田和弘,マーク・ノーネス,テリー・サリス,ヴェサル・ストークリー,
ショーン・ムーア,サリカ・チャギ,V・プラサド,ブリッティ・ボニン,
アレックス・ブレナー,ケイティ・デウィット,ディラン・ハンクック,
ダニエル・カーン,レイチェル・カー,オードリー・マイヤーズ,
ハンナ・ノエル,ジェイコブ・リッチ,ケヴィン・トッコ
先週土曜日。夜は30年以上前にバイトしていた単車屋さんの人たちと宴会予定。
それまで映画を3本ぐらい観る時間がありそう。
とにもかくにも暑いから、できるだけ駅から近い劇場へ行きたくて。
土日の映画ハシゴスケジュールを練ったら、この日のTOHOシネマズは無し。
シネ・リーブルまで歩く元気はないけれど、ナナゲイまでなら歩けそう。
というわけで、十三の第七藝術劇場へ。
想田和弘監督は、いくつかの劇映画を撮っているものの、
ジャーナリストとしても活躍する、基本、ドキュメンタリー映画の人。
自身の撮るドキュメンタリー映画を「観察映画」と称しています。
台本を作らず、予断と先入観を排除して対象を観察する。
観察で発見したことを映画にする、それが想田監督のやり方。
想田監督が16人の映像作家とともに観察映画の舞台として今回選んだのは、
全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム“ミシガン・スタジアム”。
甲子園の倍以上、10万人を超える収容人数で、通称“ザ・ビッグハウス”。
観客動員数が10万人を切ったことは数十年間ないそうです。
幕開けは、著名なスカイダイバーがスタジアムに降り立つ姿。
これでグッと心を持って行かれます。
そして、試合当日のスタッフミーティング、厨房、報道関係者ブース、
マーチングバンドやチアリーダー、観客、警察犬の様子に至るまで、
スタジアムの内外さまざまな場所、さまざまな人びとを撮影。
冒頭でスタジアムに関する説明テロップが流れるほかは、ナレーションも何もなし。
どう考えても普通は寝るでしょ、私。
ちょっとうとっとした数秒間を除けば目がランラン。
ダフ屋(定価で売っていると言っていましたがホンマか!?)や
太鼓を叩いて施しを乞う貧困者、新興宗教の演説者など、
余計な説明を省いた映像に興味を引かれっぱなしでした。
撮影されたのが2016年の秋で、
ちょうどドナルド・ トランプとヒラリー・クリントンの大統領選挙戦の真っ只中。
本作は「アメリカ社会の縮図だ」などとも言われていますけれど、
私にはそんなことまでわかりません。
ただ、ひとつのスタジアムとその周囲にはいろんな人がいるということが
淡々とした映像を通じてしみじみジワジワ伝わってきます。
あ、それを縮図というのか。(^^;
面白かった。
監督:想田和弘,マーク・ノーネス,テリー・サリス,ヴェサル・ストークリー,
ショーン・ムーア,サリカ・チャギ,V・プラサド,ブリッティ・ボニン,
アレックス・ブレナー,ケイティ・デウィット,ディラン・ハンクック,
ダニエル・カーン,レイチェル・カー,オードリー・マイヤーズ,
ハンナ・ノエル,ジェイコブ・リッチ,ケヴィン・トッコ
先週土曜日。夜は30年以上前にバイトしていた単車屋さんの人たちと宴会予定。
それまで映画を3本ぐらい観る時間がありそう。
とにもかくにも暑いから、できるだけ駅から近い劇場へ行きたくて。
土日の映画ハシゴスケジュールを練ったら、この日のTOHOシネマズは無し。
シネ・リーブルまで歩く元気はないけれど、ナナゲイまでなら歩けそう。
というわけで、十三の第七藝術劇場へ。
想田和弘監督は、いくつかの劇映画を撮っているものの、
ジャーナリストとしても活躍する、基本、ドキュメンタリー映画の人。
自身の撮るドキュメンタリー映画を「観察映画」と称しています。
台本を作らず、予断と先入観を排除して対象を観察する。
観察で発見したことを映画にする、それが想田監督のやり方。
想田監督が16人の映像作家とともに観察映画の舞台として今回選んだのは、
全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム“ミシガン・スタジアム”。
甲子園の倍以上、10万人を超える収容人数で、通称“ザ・ビッグハウス”。
観客動員数が10万人を切ったことは数十年間ないそうです。
幕開けは、著名なスカイダイバーがスタジアムに降り立つ姿。
これでグッと心を持って行かれます。
そして、試合当日のスタッフミーティング、厨房、報道関係者ブース、
マーチングバンドやチアリーダー、観客、警察犬の様子に至るまで、
スタジアムの内外さまざまな場所、さまざまな人びとを撮影。
冒頭でスタジアムに関する説明テロップが流れるほかは、ナレーションも何もなし。
どう考えても普通は寝るでしょ、私。
ちょっとうとっとした数秒間を除けば目がランラン。
ダフ屋(定価で売っていると言っていましたがホンマか!?)や
太鼓を叩いて施しを乞う貧困者、新興宗教の演説者など、
余計な説明を省いた映像に興味を引かれっぱなしでした。
撮影されたのが2016年の秋で、
ちょうどドナルド・ トランプとヒラリー・クリントンの大統領選挙戦の真っ只中。
本作は「アメリカ社会の縮図だ」などとも言われていますけれど、
私にはそんなことまでわかりません。
ただ、ひとつのスタジアムとその周囲にはいろんな人がいるということが
淡々とした映像を通じてしみじみジワジワ伝わってきます。
あ、それを縮図というのか。(^^;
面白かった。