今年の3月のことでした。
『ボヘミアン・ラプソディ』の特別音響応援上映のチケット争奪戦に敗れ、
ご一緒することになっていた姉御に代わりに観に行く映画を相談。
私が観たかった本作を打診したら、「インド映画、絶対ないっ」。
せめてあらすじだけでも読んで検討してくださいとお願いし、
嫌々渋々つきあってもらうことになった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』。
結果、姉御「ごめん」。姉御も私もボロ泣き。
まだあと12月を10日ほど残してはいますが、
現時点で私が今年いちばん好きだった作品です。
それを爆音映画祭で観ることが叶い、なんばパークスシネマへ。
3月に観た塚口サンサン劇場より画面がデカい。
そして爆音映画祭だけあって音が良い。
2回目だからそうそう泣かないかと思ったけれど、
前回と同じシーンで泣き、そうでないシーンでも泣きました。
器の大きな人たちに心を打たれます。
モスクに足を踏み入れることを躊躇するバジュランギに対し、
宗教の違いなんて些細なことだと言わんばかりの僧侶。
バジュランギの婚約者ラスィカーも同様で、
宗教よりも何よりも、今は迷子のムンニが大事だと檄を飛ばす。
こんななのに、宗教を異にする人々の争いが世界中で起きている。
みんな、この映画を観ようよ。
と思ったら、それだけでまた泣けてきた。
159分という長さをまったく感じさせない、大大大好きな作品です。
死ぬまでに何度でも観たい。