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『バッドボーイズ フォー・ライフ』

2020年02月21日 | 映画(は行)
『バッドボーイズ フォー・ライフ』(原題:Bad Boys for Life)
監督:アディル・エル・アルビ,ビラル・ファラー
出演:ウィル・スミス,マーティン・ローレンス,ヴァネッサ・ハジェンズ,アレクサンダー・ルドウィグ,
   チャールズ・メルトン,パオラ・ヌニェス,ケイト・デル・カスティーリョ,ジェイコブ・スキピオ他
 
終業後にTOHOシネマズ伊丹にて2本ハシゴの1本目。
 
“バッドボーイズ”シリーズの第3弾なのですが、
大ヒット作品にもかかわらず、前作を観ていないんです。
『バッドボーイズ』(1995)、『バッドボーイズ2バッド』(2003)、
どちらも私がこれほど映画を観るようになる前のこと。
第2弾は時期的に観ていてもよさそうなものだけど、
第1弾を観ていないからたぶんスルーしたのだと思います。
 
シリーズ初見でも何の問題もなし。普通に楽しめます。
 
ブランドものに身を包み、ポルシェを駆って独身生活を謳歌するマイク。
孫が生まれて幸せいっぱい、とっとと隠居生活を送りたいマーカス。
ふたりはマイアミ市警の名物刑事コンビ“バッドボーイズ”だが、
マーカスが家庭を大事にしたいと本気で引退を決意してしまったものだから、
今やそのコンビは解散の危機に陥っている。
 
ある日、マイクが何者かに撃たれて大怪我をする。
半年間の入院の末、なんとか快復して職場に復帰。
狙撃犯はまだ見つかっていないばかりか、
マイクのかつての仕事仲間の何人かが同一犯とおぼしき人物に殺された。
 
捜査を担当するのは、新たに結成された若手のエリート捜査官チーム。
自身が被害者である事件の捜査には加われないことになっているが、
マイクはどうしても自分の手で犯人を挙げたい。
上司コンラッドにチームに加われるよう直訴したところ、
コンラッドはあくまでアドバイザーとしてマイクが加わることなら認めると言う。
 
孫ぼけして家でダラダラと過ごすマーカスはあてにできず、
マイクは新チームで老人扱いされながらも辣腕ぶりを見せるのだが……。
 
これを書いているのは封切り後すぐだけど、UPするのはおそらくずいぶん経ってから。
もうネタバレしちゃっていい頃でしょう。
で、ネタバレ。
 
犯人はなんと、マイクの実の息子だったというわけで。
昔マイクが潜入捜査をしていた頃、対象組織のボスの妻イサベルと本気の恋仲に。
イサベルは捕まって獄中で出産。それをマイクは知らず。
生まれた息子も自分の父親がマイクだとは知らず、
母親が憎む相手としてマイクをつけ狙っていたのでした。
これはなかなかの驚き。
 
まるで同じウィル・スミス主演の『ジェミニマン』(2019)みたいだと思いましたが、
それよりもこっちのほうがだいぶん出来がいい。
っちゅうてもアメリカでこんなに高く評価されるほどだとは思えず、
どういう点がそんなによかったのかしらと不思議。
あまりの高評価に続編が検討されているらしく、そんなにええ作品なのか。(^^;
確かに面白いし、父子のやりとりにはホロリとしますけれど。
 
あ、シリーズ前作まで監督を務めたマイケル・ベイが、
結婚式の進行役でカメオ出演しています。
ジェリー・ブラッカイマープロデュース、健在。

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