夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『つつんで、ひらいて』

2020年02月16日 | 映画(た行)
『つつんで、ひらいて』
監督:広瀬奈々子
 
前述の『インディペンデントリビング』を観た後、1階下のシアターセブンへ。
 
是枝裕和監督の秘蔵っ子と言われる広瀬奈々子監督が撮ったドキュメンタリー作品で、
是枝監督もプロデューサーとして名を連ねています。
 
日本を代表する装幀家である菊地信義さんに密着しています。
 
菊地さんは今年77歳。
装幀家として40年、実に1万5千冊以上の本のデザインを手掛けてこられました。
 
装幀家の仕事を全然知らなかったから、最初から最後までびっくり。
こうして紙を選び、印刷に回して製本されるのですね。
定規と鉛筆、色見本片手に試行錯誤する様子と共に、菊地さんの日常も描かれています。
行きつけの喫茶店のコーヒーのおいしそうなこと。
 
裏表紙のバーコードと定価が記される場所は規定されているから変えられない。
それも込みで考えるデザイン。
 
基本的には文庫本しか買わない私ですが、
単行本を手に取って装幀をじっくり眺めてみたくなりました。

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