夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』

2020年12月09日 | 映画(ら行)
『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』
監督:MTJJ
声の出演:花澤香菜,宮野真守,櫻井孝宏,斉藤壮馬,松岡禎丞,杉田智和,
     豊崎愛生,水瀬いのり,チョー,大塚芳忠,宇垣美里他
 
TOHOシネマズ西宮にて、5本ハシゴの5本目。
もともとオンライン予約をしていたのは前述の『さくら』まででしたが、
ええい、ついでにもう1本観てしまえと思って。
 
本作のことが気になっていました。
半年以上前だったか、十三の第七藝術劇場で上映されていた頃から。
そのときはまさかこんなロングラン、
しかもシネコンで上映されることになるとは夢にも思わず。
 
中国の漫画家でアニメ監督のMTJJが手がけた作品で、本国で大ヒット。
日本では昨秋に字幕版が公開され、予想外の反響があったそうです。
人気声優陣による日本語吹替版が作られて、このたび拡大公開。
最初は付いていなかったはずの副題「ぼくが選ぶ未来」が加わりましたねぇ。
 
小黒(シャオヘイ)は子猫の姿をした妖精。
まだ変化術は未熟だが、子どもの姿に化けることもできる。
森の中で平和に暮らしていたのに、
人間の森林開発により、居場所を失ってしまう。
 
街をさまよっていた小黒が人間に襲われたとき、
助けてくれたのがやはり妖精の風息(フーシー)。
風息は小黒を故郷の森に似た隠れ処に連れて行き、
仲間の洛竹(ロジュ)や虚淮(シューファイ)に紹介する。
平和を取り戻し、安心する小黒。
 
ところがそこへ人間最強の執行人と言われる無限(ムゲン)がやって来る。
無限の急襲に遭った風息はどこかへ逃げ、
その場に取り残された小黒は無限に捕らえられてしまう。
 
風息が憎んでいた人間、そして敵の無限のことを小黒も憎むが、
思いのほか無限は善い奴で、小黒を傷つけるどころか、
技をいろいろ教えてくれるではないか。
風息のことが好き、でも無限のことも好きになる小黒。
 
やがて、風息が人間を滅ぼすために陰謀を企てているとわかり……。
 
めちゃめちゃ面白かった。
個人的には『鬼滅の刃』に匹敵するほど。
予備知識なしで観るならこっちのほうが面白いと思うほど。
 
中国のアニメではありますが、日本のアニメとして観ても違和感なし。
花澤香菜宮野真守櫻井孝宏の声がやたらハマっていて驚きました。
無限がイケメンで、言動もやたら格好良くて惚れそうに。
 
ヒットするには訳がある。
中国のアニメを観る機会はそうそうないけれど、これは推し。

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